デート中に一緒にテレビを観ていたある日のこと
ある日、私と彼がなんとなくテレビを観ていたとき、あるドキュメンタリー番組が始まりました。そのドキュメンタリーの内容は、末期がん患者の方の闘病生活に密着したもの。
私は、正直、デート中に観るには暗い話題だと思ったので、チャンネルを変えたいなぁと思っていました。
彼から思わぬ発言が!
ところが、彼はチャンネルを変える素振りもなく、変わらずテレビを観ています。私は「チャンネルを変えようよ」と言いたかったものの、彼が真剣にテレビを観ているので、声をかけづらい雰囲気を感じていました。
すると、テレビを観ていた彼がひと言、「ご両親に病気はない?」と私に言ってきたのです。
私の親まで気づかってくれるやさしさに惚れる
私は、彼のこのひと言に衝撃を受けました。「デートには合わない番組だからチャンネル変えたい」と、自分のことしか考えていなかった私に対し、彼はそのドキュメンタリーを観て、私の両親のことを考え、気づかってくれたのです。
私は彼に「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」と返事をしました。そして、私の両親まで気にかけてくれる心やさしい彼に惚れなおし、私は「この人と結婚したい」と強く感じたのでした。
パートナーには、自分のことを気づかってもらえるのもうれしいですが、自分が大事に思っている親のことも同じように気づかってもらえると、とてもうれしいものです。私も彼のように周りを気づかえる人になりたい、そして、彼とこれからも一緒にいたいと改めて思いました。私は今、そんな彼と結婚して毎日一緒に暮らすることができて、とても幸せです。
著者/nanoka22
作画/しお
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