臨月に入ったころから急に下痢になったという人もいるのではないでしょうか?思いあたる原因がないのにどうしてだろう、と心配になりますよね。
そこで、筆者が実際に体験して病院でもらったアドバイスを紹介したいと思います。赤ちゃんは大丈夫かな、と心配になるかもしれませんが、まずは安心してくださいね。
子宮と腸が密接な位置にあるのが理由
生理のときに下痢をしやすい人は、臨月に入ったころから下痢になりやすいかもしれません。3人出産した私もそうでした。
助産師さんいわく、子宮と腸は密接しているので連動しやすいとのこと。そのため、前駆陣痛が始まって子宮の動きに腸が反応してしまい、脳の指令がごちゃ混ぜになっているのだろうと解釈しました。便意があっても、出る場合もあれば出ない場合があったのも納得です。
普通の下痢との見分け方
普通の下痢のときには、だいたい思い当たる原因がありませんか?たとえば、熱がある、風邪をひいている、嘔吐などの別の症状があるなどです。
私は産科医に「色などの便の状態がいつもと違う、長引いて脱水の心配がある場合は病院に来るように」と言われました。そういった症状がなければ、子宮の収縮の動きにつられて腸が動いているだけという可能性が高いのだそうです。私も「出産の準備が始まっているから」と言ってもらって安心しました。
あまり意識し過ぎないことが大切!
体が出産の準備を始めているのは事実ですが、あまり意識すると腸も過敏になってしまうそうです。何か自分の好きなことをして気分を紛らわせましょう。
なかには本陣痛が来る直前に下痢になる人もいます。私も下痢が続いて、気が付けば30分おきに痛みの波がくるようになり、その規則的な腹痛のおかげで陣痛だと気付くことができました。出産予定日に近付いてきて、下痢や規則的な腹痛の波が来るようになったら陣痛かもしれないので、時間を計っておくといいですね。
下痢になったからと言ってすぐに陣痛が来るわけではないようです。出産は十人十色。下痢がまったくなかったという人もいれば、筆者のように陣痛なのに腸が混乱したまま便と一緒に赤ちゃんを産んだ、という人もいるようです。(TEXT:中田三幸)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。