体験談&マンガ投稿コンテスト開催中!
この記事は、「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。この体験談について「共感できた」「参考になった」と思った方は、記事のタイトル下にあるハート♡を押して応援をよろしくお願いします。感想コメントもお待ちしています!
※作品の募集は締め切りました。
※現在連載中のイラストレーター等にも任意でご応募いただいています。
夢に見た家族3人の生活の始まりは…
※誤)病院付く前 → 正)病院着く前
衝撃と言えば、この騒動の中で赤ちゃんが一度も起きなかったこともなかなか衝撃でした。きっと私を気づかって心配かけないようにしてくれていたんだと思います。あのとき泣かれていたら、もっとパニックでつらく苦しくなっていたに違いないので……。おかげで自分のことだけに集中できました。ありがとう、赤ちゃん。
また、「うんちいきみ禁止令」についての補足ですが、3週間後の1カ月健診で解除されました。内診の結果、「もう大丈夫、2人目も安心して産んで!」とお墨付きを頂けたので、それ以来は安心してうんちできましたし、2人目もめちゃくちゃいきんだけど無事に産むことができました!! 解除前は先生の言いつけを守り、時間をかけて恐る恐るうんちしていましたが、あまりトイレから出るのが遅いと夫に「大丈夫!!?」と生存確認され、ありがたいのですが少し困りました。
今回の出来事は、私より夫のほうがトラウマかもしれません。血まみれトイレも掃除してもらってしまいましたし……。男性は血を見ただけで気絶してしまう人も少なくないと聞きますが、あのとき夫が気絶してしまっていたら私は今生きていないと思います。ありがとう、夫……。
気絶といえば、騒動の最初から最後まで自分がはっきり意識を保てていたことが、自分でも本当に意外でした。今に気を失うに違いない! と覚悟していたので……。ちなみに鉄剤なども不要と判断され、お薬なしで退院しました。
ただでさえ出産は奇跡です。私は医療介入をたくさんした難産だったので、時代が違ったら私も子も出産さえ乗り越えられずに死んでいたのかもしれません。そしてさらにあの夜、またも、失いかけた命を再び救っていただきました。命の脆さ、命の尊さ、今生きている喜び。生と死をこんなにも強く意識した日はありません。人生で決して忘れることのできない経験になりました。
医療の上に今生かしていただいている命であることを忘れず生きようと思います。先生、助産師さん、医療のために尽力されてきたすべての方々に感謝を捧げます。
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著者:横野よう子
わんぱくおてんば中身赤ちゃんな3歳お姉ちゃん、哺乳瓶拒否抱っこ魔甘えん坊な0歳弟くんの二児の母で、現在育休中の会社員。体力はおばあちゃん。二人とも成長曲線スレスレでデカいので、腕と腰が…。
ブログ:ちーちゃんは妖精ですか?