新幹線で近くの駅までは進んだものの、電車がすべて止まっていて、タクシーも動かない。呆然としているところに、妻から電話がかかってきた!電話口から聞こえた娘の泣き声に、涙が溢れた。
そして、スマホの電源が切れて、停電で充電ができず連絡が取れなかったこと、自宅の壁にヒビが入り、倒壊するおそれがあるから避難所に行くことを告げられた。
「大丈夫だから……カズ君は落ち着くまで待ってて」
こんな状況でも「大丈夫」だと言う妻。そのか細い声を聞き、夫は……?
「大丈夫だから」妻の震える声を聞いた夫の決断
空いていたホテルに一人で入った夫。妻は「大丈夫だから」と言っていたけれど、全然大丈夫そうじゃなかった……声が震えてた。
あのとき、「明日ちゃんと話そう」と約束したのに、俺はまた仕事を優先して会社に行ってしまった。そのせいで、肝心な時に近くにいてあげられなかった……!
「落ち着くまで待っていて」と言われたけれど、このまま何もしないなんて絶対ダメだ。
「俺も雪穂と結のところへ行こう!」
大事なときに、そばにいなかったことを後悔した夫は、今できることを考え、動き出す。
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