あなたの股関節はやわらかいですか?日常生活において股関節が硬くても、そこまで困ることはないと思いますが、出産は股関節が硬いと分娩時間が大きく変わってくることもあります。できれば、分娩台に乗っている時間は短くしたいですよね。妊娠前から股関節の運動をやっておきましょう!
股関節が硬い!
妊娠前から婦人科への通院歴があった私は、内診台が苦痛でした。股関節が硬いために、内診台で足を広げられず、いつも先生に「もう少し足を広げられませんか?」と足をよく無理やり広げられていました。たった数分の内診台ですら、足が痛くてたまりませんでした。
それを見た看護師さんからは、「股関節をやわらかくしておいた方がいいよ」と言われていました。
妊娠が進むと内診台に乗らなくなる!
妊娠がわかり、最初のうちは内診台での診察がメインですが、妊娠が進んでくるとエコーでの診察がメインに。内診台での診察が減ってきて、股関節をやわらかくしなきゃならないことなんてすっかり忘れていました。
ときどき内診台に乗ると、「あー股関節をやわらかくしなきゃいけないんだった」と思いつつも、大きなおなかを抱えて何ができるのかと、とくに何も対応をしていませんでした。
いざ分娩台へ、今さらながら激しく後悔!
そして、股関節をやわらかくすることなくときは過ぎ、とうとう出産の日を迎えました。陣痛が進み、分娩台へ乗っていきむにつれて、足がどんどん閉じては、助産師さんに広げられます。足がつっていきむどころではありません。
「少しいきんでは足がつって、助産師さんに揉んでもらう」を繰り返しました。分娩台に乗っていたのは1時間ほどでしたが、助産師さんには出産後、次の出産までには股関節をやわらかくしておくように、と釘を刺されてしまいました。
股関節が硬いことで、こんなに出産に影響があるなんて思いもしませんでした。陣痛の痛みよりも、足がつったことの記憶の方が鮮明に残っています。妊娠する前から股関節をやわらかくしておくことを強くおすすめします。(TEXT:村上八重美)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。