義母がくれたのは…
3年前のある日、義母が家の片づけをしているとき「押し入れから見つけた」と言って、昭和レトロなパッケージのナプキンを私にくれました。「私はもう閉経したから使わないし、もったいないからあげるよ」と義母に言われ、戸惑いつつも受け取ることに。
「ちょっと古いけど……」という義母のセリフ通り、見るからに古くて見慣れないパッケージだったため、戸惑う気持ちもありましたが、使ってみたいという好奇心もありました。
流せるナプキン!?
パッケージを開封して広げてみると……それは、ピンク色で羽なしのナプキンでした。素材は綿菓子のようにモコモコ! 変わった素材だなぁと思い、パッケージを読むと「流せるナプキン」と書いていて「使ったあとにトイレに流せるなんて、こんな便利なナプキンが昔はあったのか!」と感動したのを覚えています。
しかし、今は流せるナプキンを見かけることはありません。なぜ市場で見かけないのか気になり、ネットで調べてみると、どうやら水量が多い和式トイレが主流だった時代には「流せるナプキン」が流行していたものの、水量が少ない洋式のトイレが多くなってからは、詰まりの原因となってしまうため、生産中止になったのだそう。使用前に気づいてよかった、と思いました。
もらったことを後悔
トイレには流さず、使用後は捨てることにして、私は試しに1つ使用してみることに。肌に触れる部分は厚手で柔らかく使い心地は悪くなさそうでした。
ただ、サイズが小さく、綿菓子のような素材がちゃんと経血を吸ってくれるのか不安で……。私は経血量が多いため、ナプキンのサイズが小さかったり普通の日用のナプキンだったりすると、経血が漏れてしまうことがあるのです。
そんな不安がよぎった私は、結局、その後も義母がくれたナプキンを使うことができませんでした……。
義母からもらった新品未開封のナプキン。使い心地は悪くなさそうでしたが、やっぱり自分に合っている商品のほうが「安心感」があっていいなと思いました。もしまた同じようなことがあったら、しっかり感謝を伝えつつ、自分のナプキンのこだわりなどを正直に伝えて、お断りしようと思います。
著者/池森 りえ
監修/助産師 松田玲子
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