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「おしっこに行ってくる」なかなか戻らない息子。見に行くと廊下の床が濡れていて…。まさか!?【体験談】

息子は3歳になったころにおむつが外れ、自分でトイレに行くようになりました。でも慣れないうちは、トイレに間に合わなかったり、おちんちんを押さえずにおしっこをしてしまい、便器の外に漏れてしまったりしていました。そんな状況が続いていた4歳のときの登園直前に、事件は起こってしまったのです……。

 

登園直前にトイレへ

当時、息子は認定こども園の年中クラスで、午前9時ごろ家を出るという毎日でした。ある日の朝、出発時間が迫った8時50分ごろのことです。私がリビングで登園のための荷物を確認していると、息子が「おしっこに行ってくる」と言い、トイレへ向かいました。

 

普段、私の手が空いているときは一緒にトイレへついていくのですが、そのときはひとりで行ってもらいました。いつもなら、すぐにトイレで水を流す音が聞こえるのですが聞こえず、そのとき息子はなかなか戻ってきませんでした。

 

漏らしたおしっこを必死に拭く息子

見に行くと、トイレの床をトイレットペーパーで拭いていた息子。トイレ前の廊下まで濡れていました。水を吸ったトイレットペーパーの切れ端がところどころに落ちていて、本当に汚い状況。息子が着ていた制服や靴下もびしょ濡れでした。

 

トイレまで我慢できなかったのだと理解した私ですが、出発前の慌ただしい時間帯だったため、一気に心の余裕がなくなってしまいました。そして、「なんでもっと早くトイレ行かないの! お母さんが拭くから、早く着替えてよ」と、怒鳴ってしまったのです。

 

涙目になっていた息子を見て、「しまった」と思った私。まだ幼いので、トイレに間に合わないことは仕方ありません。そして自分なりに失敗をカバーしようとしていた息子に対し、私はその行動まで否定してしまったと気づきました。

 

 

私は平謝り

「ごめんね、頑張って拭いてくれてありがとう」と言い直し、トイレの片付けは後回しにして息子を着替えさせました。息子は何も話さず無表情で着替え、気分が悪そうでした。

 

私がもう一度「さっきは怒ってごめんね、自分で片付けられるのすごいよ」というと、息子は「うん、いいよ」と言い、徐々に機嫌が戻っていきました。こども園に着くころには、いつも通りの笑顔で無事に登園できたのでひと安心でした。

 

 

私は仕事や家事でも、時間に追われるとすぐに心の余裕がなくなってしまいます。でも私がイライラしてしまうと、子どもを傷つけてしまうと再確認。自分の性格を変えるのは難しいので、想定外のトラブルがあっても穏やかに対処できるよう、予定時刻より早め早めに動くように心がけています。

 

監修/助産師REIKO


著者:土田えり子

2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。

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