「人によってお産の始まり方は違う」そう私も聞いていましたが、陣痛が突然3分間隔で、激痛から始まるとは予想していませんでした。産後、ウソのように痛みが消えると聞きましたが、私は後陣痛があまりに痛くて助産師さんからは経産婦と疑われました。
高位破水から始まった出産
私の出産は自宅で高位破水から始まりました。感染症が怖いのですぐ病院へ。陣痛がなかったため、朝までかかると助産師さんからは言われましたが、1時間後には3分間隔で陣痛がきました。
ここから2日かかる人もいると聞いていたのですが、そのまま3時間後にはあっさり生まれてくれました。正直、いきなり山場から始まったので、もしこれが朝までかかるなら途中で死ぬかもと思うほど、陣痛はつらいものでした。
陣痛で悲鳴を上げているのは大げさではない!
私の場合、赤ちゃんの首にへその緒が絡まっていたようで、いきむと心拍が弱まるのでいきむのをがまんしなければいけませんでした。でも、いきむとわずかながら痛みが和らぐんです。しかし、赤ちゃんが危ないと言われれば、もちろんがまんします。
子宮口が思ったより早く開いたので、朝方には分娩室に入れました。そこからものの15分で産んだので、助産師さんもお医者さんもびっくりしたようです。
後陣痛がこんなにつらいなんて!
出産を何度か経験すると、子宮が伸びてその収縮によって後陣痛という陣痛のような痛みがあるそうです。そのため、初産では後陣痛はあまりないと聞いていました。
ところが私は後陣痛がありました。ピークの陣痛ほどではありませんでしたが、鎮痛剤を処方してもらいました。また、私は子宮口が開いてから生まれるのも早かったため、助産師さんから経産婦と疑われるほどでした。
次の子はもっと早く出てくるから気を付けて!と、出産5分後に助産師さんに真剣に言われましたが、そのときはそんな余裕もありませんでした。出産は、必ずしもよく聞いている流れにはならないと知った、そんな私の初出産でした。(TEXT:窪田郁子)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。