しかしその事実には気づかないまま、洋子は仕事に励んでいました。疲れて寝ていても、子どもたちが学校から帰宅する時間には必ず起きて、出迎えるようにしていたのですが……。
「ウソ」を聞かされ傷ついていた子どもたち
「外に男ができたとしか考えられない!」
仕事の充実感からキレイになった妻が浮気をしていると勘違いをしたアキラは、それを義母に伝えます。
そして事あるごとに2人は、あろうことか子どもたちに「ママは浮気者だ」ということを吹き込むようになったのです。
夜勤明けの洋子は、子どもたちが学校から帰宅する前には必ず起きて、子どもたちを出迎えるようにしていました。この時はまだ、子どもたちが傷ついていることにまったく気づいていません。
帰ってきて顔を合わせると泣きそうになる子どもたちを見て、「仕事で一緒にいる時間が少ないと、こんなにも寂しくなってしまうのか」と思っていました。
「大好きなママは、家族を裏切っているかもしれない」……そんな疑惑を抱きながら生活する子どもたちは、とてもつらかったことでしょう。今はそんな事実に気づいていない洋子ですが、早く子どもたちの誤解を解いてあげてほしいですね。