寝かしつけに絵本を読んでも効果なし…
長男は生まれたころから寝かしつけるのに苦労する子で、私はいつもスムーズな寝かしつけの方法を模索していました。そんな長男が1歳になったころ、寝かしつけに絵本を読むことを思いついた私は、早速近くの市立図書館に行ってみることに。
しかし長男はまだ絵本にあまり興味を示さず、年齢に合った絵本を私が読み聞かせてもすぐに他の遊びをしてしまいます。寝かしつけのときも同様で、絵本を読んでも寝かしつけがスムーズになったとはまったく感じませんでした。
長男が少しずつ絵本に興味を持つように
効果は感じられないものの、私は毎週の図書館通いは続けていました。すると長男が1歳6カ月になったころから、テレビなどで見たことのあるキャラクターの絵本に興味を持つようになったのです。
長男はそのころから言葉も増えてきていたので、読みたい絵本を「これ」と指さしたり、私が読んだ擬音をまねしたりするようになりました。寝る前にもお気に入りの絵本を自分から持ってくるようになり、長男が「絵本を読んだら寝る時間」ということを理解しているように私は感じました。
子どもたちに良い影響が出てきた!
長男が2歳になると、自分から図書館に行きたいと伝えてくれることも増えてきました。そして図書館に行くと好きな絵本を自分で選び、私に読んでほしいと持ってくるのです。私のまねをして、当時生後3カ月だった次男に読み聞かせをしてくれることもありました。
子どもたちが絵本を好きになると、寝かしつけもスムーズになりました。また、語彙が増えたり、文字に興味を持つようになったりと、子どもたちにさまざまな良い影響が出てきたのです。
長男が3歳、次男が1歳になった現在も、図書館に通う習慣は続けています。寝る前にも絵本を読むようにしていますが、子どもたちが自発的に「これを読んだら寝ようね」と言ってくれるので、寝かしつけに苦労することもなくなりました。2人で絵本を読み合ったり、知らない言葉の意味を尋ねてくる姿を見ていると、私はこの習慣を続けてきてよかったと思うのです。
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著者:香川えりか
3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。