妹に対する次男の振る舞い方とは?
長男と次男の年の差は5歳。年上の長男が次男に譲ってあげることが多いので、長男と次男は基本的にケンカにはなりません。しかし、次男は妹に対していじわるばかり。妹が遊んでいるおもちゃを奪ったり、妹が失敗したときには「やーい、やーい」とはやし立てたりすることもしばしば。さらに次男は、カッとなって妹を叩いてしまうこともあります。
一方、娘はとても甘えじょうず。娘が私や夫、長男に甘える姿を見て、次男はヤキモチを焼いているのかもしれないと思い、私は積極的に次男とスキンシップをとるように努めていますが、状況の改善には至らず困っていました。
妹のピンチ!いじわる次男の対応は?
ある日、家に溜まった段ボールを回収施設へ出すため、車で出かけたときのことです。娘と次男は後部座席に座りました。段ボールは大量でトランクだけでは載せきれず、座席の間にも立てかけて積み込むことに。
子どもたちの前を避けて積んだのですが、車がカーブを曲がった瞬間、紐で束ねた段ボールがチャイルドシートに座っている娘のほうへ倒れてしまいました。段ボールは重いため、娘は自分でどけることができません。もちろん私は運転中で対応不可。すると、次男が小さな体で段ボールを持ち上げて、どけてくれたのです。
本当は妹思いの心やさしいお兄ちゃん
またある日、庭で遊んでいるはずの娘の姿が、部屋の中からは見えなくなったことがありました。普段から家の敷地からは出ないよう娘に指導していた私。娘は言いつけを守り、家の敷地内に限って遊んでいたので、私はさほど心配しているわけではありませんでした。
しかし、次男は私の「あれ、どこに行ったかな?」の独り言を聞いて、遊ぶ手を止めて何も言わず庭へ。次男はしばらくすると部屋に戻ってきて、何事もなかったかのように遊び始めました。次男は妹を心配して庭へ確認しに行ってくれたのでした。
兄妹ゲンカが多く、妹に対していじわるばかりする次男ですが、妹を心配する気持ちはきちんと持っており、やさしい一面を垣間見ることが度々あります。普段はいじわるな次男でも、いざとなったら頼もしいお兄ちゃん。やさしい子に育ってくれていることに対してうれしく感じています。ただ、きょうだいの中で真ん中の子どもは親にかまってもらう時間が少なくなってしまう傾向にあると思うので、次男に愛情が伝わるようなコミュニケーションを大切にしていきたいと考えています。
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著者:福田ひろみ
2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、8歳、6歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。