1人に付きっきりにならない
子ども2人と私の3人で過ごしていると、どうしても上の息子が「ママ! かまって!」となってしまうことが多いです。そのようなときでもなるべく3人で楽しめるよう、息子が遊んでいたおもちゃを「妹にも貸してあげられる?」と聞いてみたり、絵本を見るなど兄妹で一緒にできることに誘導してみたりします。
また、どちらか一方がひとりで遊んでいても、目・耳・気持ちのすべてがひとりに向かないように心掛けています。1人と手遊び歌をして手を使いながら目を合わせていても、もう1人が何をしているのか把握できるよう気を向けたり、おもちゃを使って遊んでいてもタイミングをみて声かけをしたり、などです。
家の中で遊んでいても、まだ小さい2人から完全に意識を逸らさないよう気を付けています。
頼れるサポートは徹底的に使う
子ども2人と生活していると、なかなか家事や自分の時間が取れません。そのため、使えるサポートは徹底的に使うことにしています。行政がおこなっている一時預かりは1時間500円で利用できるので、子どもが保育園に入るまでは定期的にお願いしていました。
また、娘が1歳になるまでは行政の補助が出る産後ドゥーラを頼み、週に1回、家に来てもらい娘のお世話をお願いしていました。私が仕事復帰してからは、会社の福利厚生で内閣府のベビーシッター券が使えるので、それを使用し週に1度、シッターを頼んでいます。その間に、親は掃除や料理といった家事がおこなえるので大変助かります。
そうやってサポートをお願いすることで気持ちにゆとりができるので、「他の人に子どもをみてもらっている」ということに罪悪感は一切持たず、どんどん頼るようにしています。
とにかく夫を巻き込む!
毎日の育児を乗り切る最大のコツ、それは夫を最大限巻き込むことでした。特に私が仕事に復帰してからは、目まぐるしく日々が過ぎていく中で、2人の体調のこと、保育園の過ごし方、できるようになったことや成長した点などをどんどん共有し、育児を【手伝う】ではなく、【一緒におこなう】という意識を持ってもらうようにしています。
例えば朝は食事の準備や、保育園の準備といった家事は基本的に私がおこない、2人の食事補助は夫の担当。保育園の連絡帳には食事内容の記入をするので、そのまま夫に記入をお願いしています。最初は2人同時の食事補助はうまくいかないこともありましたが、成長とともに今では夫も一緒に朝食を楽しむまでになりました。
年の近い2人を育てることは大変だと感じることも多くありますが、楽しく育児ができるよう子どもたちへの対応を工夫したり、周りに頼って生活しています。特に夫は子どものことをしっかりと理解し対応してくれるので、毎日慌ただしいながらも充実した日々です。今後も周りへの感謝を忘れず、子どもの成長を楽しみながら日々を過ごしていきたいです。
著者:林 ゆり
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。