聞こえてきた夫のリモート飲み会
お酒を飲むことが好きな夫は、会社の人や友人とリモート飲み会を頻繁に開催するようになりました。リモート飲み会のとき、夫はリビングの片隅に座って参加するため、私にも自然と会話が聞こえてきてしまいます。その日も、盗み聞きをするつもりはありませんでしたが、夫と友人の会話が聞こえてきました。
なんと夫は、私が家で踊ったりや芸能人のまねをしたりしてふざけてるのがおもしろいと、みんなに話をし始めたのです! 夫の会社の人や友人は、私にとって会うことのない人ですが、家族にしか見せていない私の一面を笑い話にされて、とても恥ずかしい気持ちになりました。
夫にとって、私の行動はおもしろいエピソードでも、私にとってはつい家の中だけでやってしまう秘密の行動だったからです。
なんでも人に話さないで!
リモート飲み会の終了後、私は夫に、会話が聞こえてしまったことを謝罪しつつ、自分のことを他人に話されて嫌な気持ちになったことを話しました。
すると、夫は「嘘をついているわけではない」「おもしろかったと褒めていたのに」「ちょっと話しただけ」と、言い訳を始めた夫。ただ、私が「家の中だけでしか見せない姿だから、人には話してほしくなかった」と伝えると、「悪かった」と謝ってくれ、理解してくれました。
人に話すときは許可制に
夫がリモート飲み会で私のことを話し嫌な気持ちになったと伝えてから、夫は私がふざけて笑う度に「この話、人にして良い?」と聞いてくれるようになりました。事前に確認してくれるので、私も「この話なら大丈夫」とか「この話は恥ずかしいから人にしないでほしい」と言えるようになりました。
家の中だけしかしない自分の行動を、まさか夫が人におもしろおかしく話しているとは思わず、夫についイラッとしてしまいました。しかし、夫も悪気があったわけではありません。正直に「人に何でも話されるのは、恥ずかしいから嫌だ」と伝えて、わかってもらえてよかったです。
著者/やん子
イラスト/おんたま
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