夕食時は常にテレビからスポーツ中継が…
同居を始めたころ、私たちは4人そろって夕食を食べていました。料理は各々の夫婦で作り、それを互いにリビングのテーブルに並べて、少しずつ分けあったり、晩酌を楽しんだりしていました。なかなか有意義な時間ではあったのですが、私にとって1つモヤモヤ感じることがありました。
それは、テレビから常にスポーツの試合が流れていることです。とにかくスポーツが大好きな義父母は、野球・相撲・テニス・ゴルフなどスポーツ観戦が2人の日課で、ジャンルを問わずスポーツの試合を観ては盛り上がっています。ですから、食事中のチャンネル権はどうしても義父母にありました。
夫の様子にモヤモヤ
一方で私たち夫婦は、結婚前に同棲をしていたころ、2人とも割と早い時間帯に終わる仕事をしていたこともあり、じっくり作った夕食を、互いに好きなバラエティ番組やドラマ、映画などを観ながらお酒とともにゆっくり食べるのが日課でした。夫も私も、この夕食の時間が何よりも好きで、1日の終わりの欠かせないひと時だったのです。
それが結婚後、義実家同居を始めてから、夫は夕食をかきこむように早食いするようになりました。それは、早く食べ終えて、私と自室で好きな番組を楽しむためなのですが、私はモヤモヤと「なんか違う!」と思っていました。
本音を伝えて微調整
「自分たちの好きな番組を観ながら、自分たちのペースで夕食を楽しみたい」。そう思った私は夫に相談し、「夕食は自室で食べたい」と義父母に伝えました。
まだ家族になりたてで、信頼関係が築けているかもわからず「話がこじれてしまうのではないか」と心配していたのですが、義父母は理解してくれて、その後すんなりと自室での夕食タイムをゲットできました。
やっぱり楽しいし幸せな時間で、勇気を出して相談してよかったと思っています。
食事は毎日のことだし、妥協できない部分です。義実家同居は他人の家に入っていくような感じで、完璧にくつろぐにはやっぱり「微調整」が必要だと思います。これからもモヤモヤしたら、遠慮せずに義父母の胸に飛びこんで話し合いを繰り返していきたいです。
著者/つちやです
作画/ちゃこ
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