突然の経血に大焦り
私は生理1週間前になると、なんとなく胸が張るような感覚があり「もうすぐ生理がきそうだな」と心構えができていました。さらに、これまで経験した2度の出産では、生理開始は産後1年半ほど経ってからだったため、3人目を出産し、1年で職場復帰した今回も「生理はまだこないだろう」思っていたのです。
しかし、ある日の仕事中、休憩時間にトイレへ行ってびっくり! 下着に経血のシミがついていたのです。さらに、そのシミはズボンにまで染みていて……。私は、予想外の生理再開に驚くとともに、職場のズボンに経血をつけてしまったことにとても焦りました。
ズボンにシミが!
ひとまず下着についた経血をトイレットペーパーでしっかりと押さえて、これ以上ズボンにつかないように対処しました。そして、予備のナプキンをポーチに入れていたことを思い出し、急いでナプキンの入ったポーチを更衣室に取りに行くことに! 無事にナプキンを装着し、トイレの鏡でおそるおそるズボンについたシミを確認しましたが、シミは下から覗かない限り見えなさそうだったため、ホッとひと安心しました。
退勤時間までハラハラ
経血のシミが見えないよう、なるべく歩幅を小さめにしてデスクに戻り、まずは椅子を確認しました。周りから怪しく思われない程度にグレーの椅子の座席部分を凝視しましたが、幸いにも経血はついていないよう。
勤務終了まで、まだ3時間ほどあったため、その間に「ズボンについた経血が椅子についてしまったらどうしよう」と業務に集中できず、ハラハラしながら時間が経過するのを待っていました。
帰宅後すぐにズボンを洗濯すると、経血は無事に落ちて、翌日は安心して勤務することができました。ナプキンの予備を持っていたことに「備えあれば憂いなし」という言葉が身に染みた日でした。今後は、生理がいつきても対処できるよう生理用品は会社に備えておくとともに、経血漏れの対策として、椅子にはブランケットなどを敷いて、その上に座るようにしようと思います。
著者/星野美月
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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