そのあとは、彼と薬局に寄って生理用品と鎮痛薬を買い、トイレに寄ってから帰路に着きました。鎮痛薬は彼と別れたあとすぐに飲みましたが、案の定、帰宅途中から生理痛がひどくなってきて、飲み会に行かず、帰って休むことができてよかったと感じた私。
思い返すと、私が「薬局へ行く」と切り出したあのとき、彼が「俺も行く」と言い出したのは、もしかしたら私の体調の変化を察してくれ、私を帰そうとしてくれたのかもしれません。この出来事があったあとも彼の態度は変わらず、また、「あのあと大丈夫だった?」などと変に尋ねてくることもありませんでした。彼のさりげないやさしさに救われました。10年経った今でも、その彼とは友だちとして親しくしています。
原案/アルテシマ育子さん
作画/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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