生理がつらい…でも休みたくない
私は看護師として働いています。とても忙しく、立ちっぱなし、動きっぱなしになることも多く、生理のときは仕事がつらいことも……。
また、私は生理が重いタイプで、経血量も多く、生理初日から2日目には倦怠感や頭痛があります。うまく休みと重なるとのんびりできるのですが、仕事のときは本当につらいです。職場は女性が多く、生理を理由に休む人もいます。「生理がつらい」という理由で休んでも大丈夫な環境ですが、私もなんとなく生理で休むということに罪悪感があり……。
休んだら人手が足りなくなるという思いがあり、つらいときでもいつも無理をしてでも出勤していました。
どうしても出勤できずお休みを…
ある生理のとき、生理痛、頭痛、めまいのトリプルパンチで、とてもじゃないけれど出勤できないほど具合の悪いときがありました。なんとか出勤しようと思ったのですがさすがにつらく、結局「生理で具合が悪いので」と、休みをもらうことに。
しかし、休みをもらって家でゆっくりできるという安心感と、仕事を休んでしまったことの罪悪感で私は複雑な気持ちに……。体はラクだけど、気持ちはすっきりしない……そんな状態で過ごしていました。
無理をしてきたことに気付いた
翌日出勤し、仲の良い同僚から「大丈夫?」と声をかけられました。「生理痛なんかで休んでごめんね〜」というと、同僚からは思いがけない言葉が。「具合が悪いんだから、気にすることないよ! 体が第一だよ〜」と言ってくれたのです。
その言葉で、私はハッとしました。もちろん、他の人が具合が悪くて休んだら、私も同じように思うでしょうし、気にしないでと言うと思います。そして、患者さんには日ごろから「無理をしてはダメ」「休むことも大切」というような指導をすることもあるのに、自分の体のことはちゃんと考えていなかった、無理をしてきたことに気付いたのです。
それからは、「どうしても生理でつらい」というときには、無理をせずに休みを取るようにしています。頑張ることも大切ですが、無理なときは仕方がないと思えるようになりました。
女性の多い職場だからこそ、生理で休むなんて……という気持ちがありました。でも、つらいときにはゆっくり過ごし、誰かがつらいときには、自分もサポートしてあげたいと思っています。
著者/うみの るな
作画/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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