ストレスから便秘がひどくなった
45歳でパン屋を開業。夢と現実の板挟みになりながらも試行錯誤の楽しい日々でした。ただ、1つ困ったことが。オープンしてしばらくたったころから、1週間に1回だったお通じが2週間に1回に減ってしまったのです。しかも、出ても足の親指の爪くらいの少量。
ストレスかしらと思って気にはなりつつも忙しくてそのままにしていたところ、症状が年々悪化。2年後には1カ月に1回、足の親指の爪程度の便が出るだけになってしまいました。このころには、おなかがひどく張って痛みを伴うほどに。そこで初めて、これはまずいと真剣に便秘対策を考え始めました。
ひじきが便秘に効くと教えてもらう
最初に考えたのは、焼きいもです。忙しい仕事の合間に、お昼ごはんとして焼きいもを食べました。その翌日にはお通じがあり「ヤッタ!」と大喜び。ところが毎日食べていると、また便が出なくなりました。便秘症の私の体には、さつまいもの効果は持続しなかったようです。
そんなとき、お客さまからひじきが便秘に効くと聞きました。「食物繊維も豊富だし、カルシウムもとれて動脈硬化の予防にも効果があるから、女性は食べたほうが良いよ」とのこと。50歳も近くなって動脈硬化も気になり始めていたので、早速試してみることにしました。
ひじき入りのごった煮で便秘解消
仕事から帰ってから料理するのは難しいので、ひじき入りのごった煮を作り置きすることにしました。乾燥芽ひじきと一緒に高野豆腐、にんじん、油揚げ、こんにゃくをそれぞれ拍子木切りに。そして、芽ひじきと高野豆腐以外の材料をごま油で炒め、しんなりしたら水切りした芽ひじきを入れ、水、和風だしの素、砂糖、酒、みりん、醤油、高野豆腐の順に加えます。水気がなくなれば完成。この煮物を食事にプラス1品で取り入れるようにしました。
翌日は変化なし。翌々日にお通じがあったものの、まだ便は硬く、力んでなんとか出す感じ。量も変わらず足の親指の爪くらいでした。けれど、お通じの回数は徐々に増え、1カ月に1回だったお通じが数日に1回はあるようになり、1週間たったころには、やわらかい便が力まずに出るようになりました。しかも量もしっかり! ちゃんと出たと思えたのは、このときが人生初ではないかと思います。
まとめ
その後、よりバランスの良い食事メニューを考え、さつまいもの甘煮など繊維の多いものを少量ずついろいろな種類を食べるようにしました。その中にひじき入りのごった煮を取り入れることにしたところ、今では毎日お通じがあるのが当たり前に。これを食べるようになって、おなかの張りや痛みがなくなったのはもちろん、顔の吹き出物もなくなり驚いています。
おなかやおしりがスッキリした状態で過ごせるのはこんなに気持ちが良いんだと日々実感しています。50年近く付き合ってきた便秘と別れられて気分爽快です!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【久野さんからのアドバイス】
食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があります。さつまいもは不溶性の食物繊維が多く含まれ、ひじきなどの海藻類は水溶性の食物繊維が多く含まれます。どちらかに偏ることなく、不溶性と水溶性の食物繊維双方をバランスよく摂取することで便秘改善に役立ちます。
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著者:ゴーヤママ
年々行動範囲が狭くなり、犬との散歩が日課の平凡な主婦。人生100年時代、まだ折り返し地点。このままではいけないと自分を叱咤激励している。