体を温めると良い理由
1:免疫力が上がって風邪予防になる
体温が1度上がると免疫力は一時的に5~6倍上がります。反対に1度下がると免疫力は30%低下するといわれています。
2:基礎代謝も上がり痩せやすい体に
免疫力と同様に体温が1度上がると基礎代謝も約12%アップ。体内でエネルギーが消費されやすくなり、痩せやすくなります。
3:きれいな血液が巡ることで肌がきれいに
美肌のためにと水分を多くとる人もいますが、冷えていると余分な水分がたまってますます体を冷やしてしまうことに。体を温めて血流を良くして、細胞に必要な水分や酸素、栄養を届けることが大切。
4:腸の働きが良くなり便秘や下痢を解消
下腹部を温めると腸の血流が促され、腸の働きが良くなって便秘・下痢の解消に。また水分の代謝を担う腎臓を温めることで、むくみ解消につながります。
5:血行改善で生理痛がラクに
生理痛は血行不良が原因の場合は多いので、普段から下腹部を温めるようにすると大分ラクになります。ホルモンの分泌も良くなるため、婦人科系のトラブルの緩和にも◎。
6:体の巡りが良くなることで気持ちも前向きに
漢方では、「気」の流れが悪くなると気持ちがふさいで落ち込みやすくなると考えられています。原因となるストレスを取り除くことはもちろん、お風呂にゆっくり入ったり体を動かしたりするなど体を温める生活を送っていると、巡りが良くなり心も元気になっていきます。
体温を上げたいときのおすすめ冷え取りアイテム4選
1:腹巻き
おなかの中にある臓器を効率よく温めるのにピッタリなのが「腹巻き」。おなかは血液の量が多い場所。腹巻きを着用すれば温められた血液が巡るので、全身がぽかぽかしてきます。
寒い時期だけ腹巻きを着用する人が多いですが、夏はクーラー冷えもあるので一年中身に着けると良いでしょう。素材はお好みのものでOKです。
日中用であれば機能性素材の薄手のものであれば服に響かず、動きやすいでしょう。肌が弱い人は綿100%のものがおすすめ。夜寝るときは厚手で体を締め付けないものを選びましょう。
冬は腹巻きが種類豊富に売り出されるシーズン。ぜひお気に入りの1枚を探してみてください。
2:レギンス&レッグウォーマー
冷え取りは「頭寒足熱」が基本です。こたつのように、上は薄着・下は厚着をして下半身からしっかり温めましょう。屋内に入って暑いと感じたら上着を脱いで体温調節してください。
足首は皮膚の近くを動脈が走っているのでレギンスやレッグウォーマ―で温めるとぽかぽかに。さらに冬場は靴下の重ねばきをするとさらに温かく過ごせます。もちろん腹巻きも忘れずに!
3:よもぎ蒸しパッド
子宮や腸、膀胱にダイレクトに熱が伝わるのがナプキン型の温熱パッドのよもぎ蒸しパッド。シートの中によもぎなどを使った発熱体が入っていて、ナプキンのように装着するとじんわりと股から温まっていくもので、いろいろなメーカーから発売されています。生理中は使用できませんが、普段から下腹部を温めることで生理痛の緩和につながります。
4:粉末しょうが
しょうがは血行を促進させる作用があり、漢方薬の約7割に含まれているスーパー食材です。生のしょうがも良いですが、手軽に使えて温め効果も期待できるのが粉末しょうが。スーパーなどで手に入ります。
体内の脂肪を燃焼させることで体温を上昇させる成分「ショウガオール」は、しょうがを加熱するとアップします。粉末タイプは加熱したしょうがを使用しているので、手軽に温め作用が得られて◎。紅茶や白湯、汁物などにちょい足しするなど、便利に使えます。
まとめ
石原先生イチオシの腹巻きは1,000円前後で手軽に購入できるものから人気ブランドのものまでたくさんの種類があります。中にはファッションアイテムとして使える、カラフルでかわいいデザインのものも。楽しみながら冷え取りライフを始めてみたいですね。
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取材・文/中澤夕美恵
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。スポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの1年で1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。