引いたママ友の言動
私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。長男は3歳から幼稚園に通い始め、私は幼稚園の説明会に初めて参加しました。そこには、10人ほどのママがいて、園長先生に質問をしていました。
すると、1人のママが、費用の支払い方法で園長先生に不満を訴えていたのです。支払い方法に頓着のなかった私は、「意見を言うのはいいけど、そんなに言わなくてもいいのに」と感じたのでした。
まさかの偶然でそのママ友と
ある日、私は家族全員で地域のイベントに参加しました。駐車場に車を止めると、横の車両から説明会で不満を訴えていたママ友の一家が降りてくるではありませんか。私は「私のことなんて気づいていないはず」と思い、声をかけるのは避けようと思ったのですが、夫が「○○(ママ友の夫の名前)!偶然だな!」と話しかけたのです!
夫同士が知り合いだとは思いもよらなかった私は驚いたのと同時に少しどんよりした気持ちになってしまいました。そしてイベント中はその一家と一緒に行動することに。私はそのママ友と少しは話したものの、心を開くことはできませんでした。それでも私たちはママ友家族の自宅に寄ることになったのです。
意外な共通点
子どもたちが通う幼稚園の話をしている中、ママ友の一家が私たち家族と同じく、3年前に引っ越してきたことを知りました。移住時期が同じと聞いて、私は「なかなかママ友もできないし、幼稚園の行事に参加しても馴染めない」と言いました。
すると、ママ友は「私も一緒よ、他のママ友はあいさつするくらい。ここの地域の親御さんは人見知りが多いよね」と。私はママ友が同じ想いで子育てしていると知り、親近感を持ちました。それからは、幼稚園の送迎で会うたびによく話すように。そしてママ友を知っていくにつれて、とても話しやすい方という印象に変わっていったのです。
ママ友の言動をみて勝手に「私この人苦手だな」と決めつけてしまっていた私。しかし、偶然が重なったおかげで、ママ友とよく話せる機会ができて、「話しやすい良い人」という印象に変わりました。園長先生への訴えについても、今思えば、気さくな方なので思ったことを、改善案として伝えていただけなのかなと思います。「人は直接話してみないとわからない」と改めて教えてもらったような気がします。今ではそのママ友は仲の良いママ友の1人です。
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著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。