「え、どうして？」月に2回も…？当時高校生だった私を襲った不安すぎる出来事とは！？

 

 

 

私の生理周期はぴったり28日で、生理期間は7日間と規則的でした。しかし、高校2年生のある日、28日経たずに生理がきたのです。母に相談すると「10代は生理が始まったばかりの時期で不安定だから、生理周期が乱れることはめずらしくないのよ」と言われ、少し様子を見てみることに。

 

しかし生理のリズムはその後も乱れたまま……。生理が1カ月に2回くることもあり、1週間すぎても生理が終わらないという状況が続き、改善の兆しは見られません。ついには、半月以上も生理がダラダラ続くように……。悪化しているように感じた私は、ようやく婦人科を受診することにしました。

 

婦人科の受診は初めてだったため、母に付き添ってもらいました。病院の評判などを調べて、やさしいという口コミの多かった隣の市のレディースクリニックを予約。そこは女性の医師がひとりで対応している個人クリニックでした。

 

初めての婦人科で、私はとても緊張していましたが、クリニックの先生は評判通りやさしく対応してくれました。診察の結果「ホルモンの乱れが原因ではないか」と言われ、ホルモンバランスを整える薬で生理のリズムを取り戻す治療をすることに。母が言っていたように「この年代は生理が不安定になるのはよくあること。気にしすぎないでね」と先生にも言われました。

 

クリニックを受診したことで、生理不順の原因がわかってとても安心しました。「もしかして病気なのかな……」という思いもあったため、ホッとした気持ちで母と食事をして帰宅したことを今でも覚えています。

それからしばらく通院と服薬を続けて、乱れていた生理周期は次第に規則正しい生理周期へと戻っていきました。

その後、私の生理周期は薬を服用しなくても安定するようになり、婦人科への通院は終了しました。しかし、社会人になってから再び生理周期の乱れが起きたため、当時通院していたクリニックにお世話になりました。

現在は地元を離れているので、近場で信頼できるレディースクリニックを見つけています。生理周期が乱れたときには「あれ？」と感じた時点ですぐに診察を受けるようにしていて、このように婦人科を身近に感じられているのは、最初にやさしく対応してくれた先生のおかげだなと思っています。

 

 

生理と30年近く付き合っている今の私でも、生理について不安に思うことがあります。当時高校生で、今よりも生理の知識が浅かった私は、規則正しかった生理周期が急に大きく乱れてとても動揺しました。そんな私の生理への不安をやさしく真摯に受け止めてくれた婦人科の先生には今でも感謝しています。

 

著者／熊野ももか
イラスト／まっふ
監修／助産師 松田玲子