息子と一緒にトイレへ
ある日、私は2歳の息子と一緒に出かけていました。その途中、私はトイレに行きたくなり、近くにあったトイレに入ることに。幸いにもトイレは空いていたためすぐに個室に入ることができそうでしたが、元気いっぱいで好奇心が旺盛な2歳の息子をトイレの外でひとりで待たせておくことはできません。私は、ほかの利用者の迷惑にならないように気をつけて、息子と一緒に個室に入ることにしました。
息子がアレを開けてしまった!
個室に入り、私は用を足していました。そして、ふと息子に目をやると、なんと個室に設置されているサニタリーボックスを開けてしまっていたのです! このトイレのサニタリーボックスは手をかざすとフタが開く仕組みで、どうやら息子が好奇心からたまたま手を伸ばしたところ、サニタリーボックスが開いてしまった様子。私は慌ててサニタリーボックスのフタを閉め、トイレを済ませて息子と一緒に個室から出ました。
突然の質問に
個室から出ると、息子から「さっきのはなに? なにが入っているの?」という質問が! どうやら自動でフタの開いたサニタリーボックスが気になるようで、サニタリーボックスについて矢継ぎ早に聞いてきたのです。自宅では、サニタリーボックスは息子の手の届かない所に置いています。そのため、息子がサニタリーボックスを見たのはこのときが初めてでした。
突然の出来事に、なんと説明するべきか頭がパニックになった私。ひとまず「女の人が使うゴミ箱だよ」と言うと「なんで女の人が使うの?」とまだ気になるようで……。興味津々な息子に「女の人は1カ月に1回、赤ちゃんを産む準備として体から血が出るんだよ。あれは、そのときに使う物を捨てるためのゴミ箱なの」と説明しました。
息子が偶然サニタリーボックスを開けたことで、急に生理について説明することになってしまい、なんと言うべきかとても混乱しました。しかし「女性の体の仕組みも息子が成長する上で大事な勉強かもしれない。今後のためにしっかりと説明しよう」と感じた出来事です。
著者/nanoka22
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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