急きょ、入院することになり…
あるとき、私は何日間も腹痛が続いていました。はじめは気のせいだろうと思っていたのですが、一向に治る気配はありません。市販薬を飲んだり、睡眠を長くとって体を休めるようにしたりしても、症状が改善せず、心配になった私は病院を受診することにしました。
受診の結果、虫垂炎と診断されました。さらに、入院して手術が必要だと言われてしまったのです。予想外の言葉にとても驚き、私は頭が真っ白になってしまいました。
私の脳裏に浮かんだこと
その日は帰宅し、翌日から入院することになりました。まさか自分が虫垂炎でさらに手術まで受けることになるとは思っていなかったため、その事実を受け入れられないままボーッとする頭で荷造りをしました。
そして翌日、私は荷物を持って病院へ。しかし、病院に着いてから「サニタリーボックスの中身そのままだ……!」と、とても大事なことを思い出したのです。このとき、私は生理が終わったばかりでした。手術のことで頭がいっぱいで、サニタリーボックスの中の使用済みナプキンを捨てずに病院にきてしまったのです。
やむを得ず、夫に依頼する
サニタリーボックスの中のナプキンをどうしようか、私はあれこれ考えました。退院してから自分で捨てるということも考えましたが、使用済みのナプキンを何日も放置するのは衛生的にもよくないと思い、やむを得ず夫に処理を頼むことに。
家にいる夫に電話し、「ねぇ、本当に申し訳ないんだけど……サニタリーボックスの中にあるナプキンを捨ててもらえないかな」と頼みました。ドキドキしながら夫の返事を待っていると、夫は「いいよ」とひと言。サニタリーボックスの中の使用済みナプキンをを捨ててくれました。
退院後、改めて夫にお礼を言うと、夫からは「うん」とひと言だけで、その口調は怒っているというより、他の用事と同じように言われたことをただこなしているだけで特に気にしていないようでした。夫には本当に申し訳ないことをしたなと思いつつも、使用済みナプキンを捨ててくれたことに感謝しています。
著者/nanoka22
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!