同棲し始めて気づいた彼の一面
35歳のころ、当時付き合っていた5歳年下の彼氏と節約のために同棲を始めた私。一緒に住むようになってから、彼の嫉妬深さに驚かされるようになったのです。
同棲して間もないころ、昔から通っている美容院に行きました。いつも男性の店長に切ってもらっていて、その日もきれいに仕上げてもらい帰宅すると彼がとても不機嫌で口をきいてくれません。困惑した私は彼に不機嫌の理由を尋ねると、「男の美容師はやめろ」という答えが。さらに「その美容師のことが好きなのか?」とまで言い出します。同棲のために隣町に引っ越した私が、わざわざ電車に乗ってその美容院に通うことから浮気を疑ったようです。
ほかにも、配達の方に私が笑顔で対応すると彼は「必要以上に喋るな、ニコニコするな」と言ってくることも。配達の方に気持ちよく接するのは最低限のマナーだと思っていた私は、こんな調子ではこれから大変だなと悩むようになりました。
こんなことまで?!嫉妬深い彼との外出で困ったこと
彼と一緒に買い物に行った先でも、いろいろと困ることがありました。例えば家電量販店で商品について男性スタッフに相談すると、彼は嫉妬し「俺が聞くから黙ってればいい」とまで言う始末。
また、飲食店で注文やお会計のときに相手が男性スタッフだと、彼は嫉妬し不機嫌になります。ただスタッフさんに必要なことを話しているだけで、どうしてこんなに怒るのか私には理解ができません。しかし、私は彼とのいざこざを避けるためにできるだけ女性スタッフと話すように心がけ、男性スタッフしかいないときはそのお店をやめることもありました。
嫉妬深い男性との上手な付き合い方
彼の嫉妬は私への愛情の証拠なのかもしれません。しかし度が過ぎると、それは歪んだ愛でしかなく、彼のエゴだと感じました。そんな彼とうまく付き合うためにいろいろと考えて気づいたことは、彼に「あなたが一番だ」とできる限り伝えることが大切だということです。スキンシップも取り、大げさに愛情を伝えるようにしました。そして彼が拗ねたり怒ったりしても、あまり感情的にならず上手に受け流すように心がけたのです。
彼の言動に悩まされることはありましたが、私にも彼への愛情がありました。疑われたり心配をかけたりしないよう、さまざまな工夫をとり付き合いを続けましたが、だんだん疲れてしまい最終的には別れる選択肢をとった私。残念でしたが、難しい彼と付き合うことで相手の気持ちを考えることの大切さについて学びました。
嫉妬深い彼に対して、性格を変えてもらうのは無理でした。それでも好きな人と一緒に付き合っていくために、どうにかできないかいろいろ考えた経験値はその後の恋愛にも生かすことができたので、彼との恋愛から得たものは大きいです。
著者/三好さちこ
作画/あさうえさい
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!