息子にとっての200円の重み
休日の夕方、おでかけからの帰り道に大道芸の路上パフォーマンスを見かけた、星田つまみさんと子どもたち。
にぃくんがすごくワクワクしているし、滅多に見られないので、足を止めて見ることに。
夢中になって見ていたにぃくん。パフォーマンスが終わり、周囲が投げ銭をしているのを見かけると、走って戻ってきました。
笑顔で戻ってきたにぃくんは、何と言うでしょう……?
「このお金はお母さんからじゃなくて、オレからやねん」
「お兄さんにとっては200円ってショボいお金かもしれんけど、オレには大事な200円やろ?」
と、お小遣い月300円のにぃくんは、200円を握りしめ、お兄さんに投げ銭しに走っていったのです……!
SNSのコメント欄でも、
「なんて尊いんだぁぁぁ! 渡すとき、緊張しているところにまたキュン♡ お兄さんもうれしかっただろうなぁ〜。素敵なお話」
「お母さんお金出して!ではなく、ちゃんと自分の感動を自分のできる限りのお金で表したにぃくんに、こちらも感動しました! 子どもってこうやって成長していくんですね」
「感動した気持ちを自分の中でできる範囲の対価で伝えるのって難しいことだけど、にぃくんスゴイ! 大道芸のお兄さんにも、この200円の意味を伝えたくなっちゃいました〜。うれしいだろうなぁ。」
と多くの人が心揺さぶられています。
「子どもを産んでからどうしても『親の立場』から感情移入しがちになりました。自分の道を貫いて努力を重ねてきたわが子の芸に、少年少女が心から感動する様子を目の当たりにしたとしたら、平静ではいられないですね」と星田さんは語ります。
努力を重ねてきたお兄さんと、そのお兄さんに感動したにぃくんがつながった瞬間。
緊張しながら200円を投げ銭するにぃくんの姿から、きっとその想いは伝わっているでしょうね。