家族で友だちの家に遊びに訪れたときのこと。息子のもんちゃんが大好きな図鑑を見ていました。知っている生き物を指さしながら答える姿を見て、みんなで生き物クイズをすることに。すると……!?
ふと抱いた喜び
友だちの家で一緒に生き物クイズをしていると、知っている生き物を次々と言い当てていくもんちゃん。しかし、知らない生き物がクイズに出てきたとき、「むずかしい~」と泣き出してしまいます。
そんなもんちゃんの姿を見て、おさるさんは過去に見た光景を思い出します。それはまだ子どもを産む前のころ、同じようなシーンで泣く子どもを見て「困った……どうしよう」と戸惑っていたときの自分。でも今、自分の子どもがくやしがって泣く姿を見て、「うれしい」という感情に包まれたと言います。これまで、上手に遊べなかったり、クイズの答えを外してしまったりしても、感情を一切出さなかったもんちゃん。そんなもんちゃんがくやしがって泣いている――。
くやしがって泣くことも成長。そのことを母になって初めて知ったおさるさんでした。
子どもに泣かれてしまうと、オロオロしてしまいがちですが、「それも成長の証」と思えると、おさるさんのように温かい気持ちになれそうですね。