出産を終え、家に帰ってきたへー子さん夫婦。今日から3人での新生活が始まります。
「幸せだぁ〜」と言っていたへー子さんでしたが、深夜3時にフクちゃんの泣き声が……! 退院早々に赤ちゃんの夜泣きに苦しめられてしまいました。そしてフクちゃんがやっと寝たと思ったら、もう朝だったのです。
しかし、フクちゃんが大泣きしているそばで、夫はいびきを書いて寝ています。その姿にへー子さんはイライラ。
すると、フクちゃんがまた泣き始めたのです。へー子さんは夫を無理やり起こして、フクちゃんの面倒を見てもらい、少し眠ることにしました。
夫婦で試行錯誤の日々を過ごし、育児はへー子さん、家事は夫で分担することに。さらに夫は育休を伸ばせないかどうか、会社に聞いてくれていたのです。
夫のやさしさを別の解釈で受け取ってしまい…
夫は、育休を伸ばしてもらおうと思っていることをへー子さんに伝えました。そして、育児で疲れているへー子さんを見て、沐浴も自分がやると言ったのです。
今までは夫が助けようとしていてくれても、「自分でやるから大丈夫」と言って育児を抱えこんでしまっていたへー子さん。夫が育児に対してやる気を出しているのを見て、自分が夫を育児から遠ざけていたことに気がついたのです。
そして、「夫も育児がしたいよね!」「夫がお父さんとして成長する場を奪ってしまっていた……」と、思い込んでしまったへー子さん。夫がへー子さんの体調を心配をして、育児もすると言っていることに、まったく気がついていないのでした。
◇ ◇ ◇
へー子さんの旦那さんは沐浴未経験なので、不安があるよう。専門家によると、沐浴はベビーバスを使用する必要はなく、浴室でママやパパが赤ちゃんを抱っこして洗ったり、浴室にマットを敷いて寝かせた状態で洗う方法でも構わないとのこと。浴室は赤ちゃんが冷えないよう温度を調節することも大事なんだとか。
初めてのことは、誰でも不安になってしまいますよね。へー子さん夫婦が焦らず沐浴できますように。
監修/助産師 松田玲子