経血漏れが不安すぎ
経血量が多い私は、ナプキンに加えてタンポンも併用しています。しかし、10代のころはタンポンに不慣れで、就寝時はサイズの大きい夜用のナプキンだけで寝ていました。しかし、夜用のナプキンを使っていても、就寝中に経血が漏れないか不安で仕方ありませんでした。寝返りを打つこともできず、私はずっと横向きで寝るようにしていました。
布団の中が大惨事!
ある夜、もし経血が漏れたら「下着やパジャマ、シーツを洗わないといけないな」と不安なまま眠りにつきました。寝る前にそんなことを考えて寝たせいか、その日は眠りがとても浅かったことを覚えています。
明け方、私は経血がたくさん漏れてパジャマ、シーツが血だらけになる夢を見たのです。夢の中の私が、布団の中を見ると、なんと下着とパジャマがすべて経血で真っ赤に! シーツにも経血がにじんでしまっていました。
実際、これは夢でしたが、このときの私は意識がはっきりとせずウトウトしている状態。そのため、夢なのか現実なのかわからず、飛び起きた私は慌ててトイレに駆け込みました。
飛び起きてトイレに駆け込むと…
トイレで確認すると、経血はまったく漏れていませんでした。下着やパジャマに問題はなく、とても安心したのを覚えています。夢の中の出来事だったのに、現実に起こったことだと勘違いして飛び起きてしまったのだと、トイレの中で気がつきホッとしました。
自分でも不安な気持ちで寝たことは覚えていますが、不安すぎて経血漏れの夢を見るなんて……と少しおもしろくなってしまいました。夢でよかったなと安心して、私はもう一度布団に戻りました。
その後、私はタンポンを使い始めました。タンポンを使い始めてからは、経血量の多い生理2日目の夜でも漏れを気にせず寝られるようになりました。今までの人生で経血漏れの夢を見たのは、あのときが最初で最後です。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/ Sugar111 佐藤 幸代
イラスト/かたくりこ
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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