両端がモロッコ、真ん中が日本のおむつ。同じメーカー同じサイズでも日本の方が小さめ
こんにちは。私は現在モロッコで3歳になる娘を育てています。今回はモロッコのベビーグッズとマタニティグッズについて紹介します。
モロッコでは、都市部であれば、たいていのものは日本と同じように手に入れることができます。ベビーグッズについても、おおよそ日本と同じものが手に入るといってもいいと思います。しかし、マタニティグッズとなるとそうもいきません。
モロッコでも紙おむつが売られている!
日本の友人の多くが「モロッコには紙おむつはないのではないか?」と思っていましたが、モロッコでも紙おむつは普通に売られています。日本より若干割高ですが、日本でも有名なパンパースも売っています。
サイズも日本と同じようにS、M、Lのサイズ幅がありますが、やはりモロッコの赤ちゃんは大きいのでしょうか。同じS、M、Lでも日本のサイズより大きくなっています。困るのがおむつにテープ型しかないこと。歩くようになると、パンツ型の方がずれなくていいので、この点はちょっと不自由かもしれません。
ベビーグッズは充実
ベビー服、ベビーカー、ベビーベッド、抱っこひも、おまるなどのベビーグッズも、モロッコでは普通に売られています。
ただ、モロッコ人は中古品を購入することが多く、中古屋も充実しているため、日本のように、赤ちゃんのために新しい物を!という風潮はないように思います。
日本のマタニティグッズの充実度はすごい!
一方で、モロッコではマタニティグッズが充実しているとは言えません。授乳用のブラジャーやTシャツは見たことがありません。
また、外出用の服にしても、モロッコ人は通常から「ジュラバ」と呼ばれる、おなかが大きくなっても体を縛りつけることのない、ねずみ男のような全身を覆う服を外出時に着ています。そのため、わざわざマタニティ用の服を揃える必要はない、というのもあるかもしれません。
日本には妊婦さんのために考えられたグッズがたくさんあるので、モロッコでの妊婦生活はもしかしたら、日本人にとっては大変かもしれません。
出生率がどんどん低下しているモロッコ。もしかしたら、日本と同じくらいの出生率になったときに初めて、マタニティグッズが充実してくるのかもしれませんね。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)