息子が体調不良
4歳の息子はよく体調を崩していました。息子は幼稚園での生活や姉からもらう風邪で、常に鼻水が垂れているような状態。この日は咳をしていたので、念の為幼稚園はお休みしましたが、本人は元気いっぱい。
「今日もじいじと遊ぶー! 」と言って、夕方まで仕事がある義父の帰りを息子は待ち遠しそうにしていました。
義父と一緒の食事の時間
夕方に帰ってきた義父に息子は大喜び! 息子は晩御飯までの間も、いつものように義父に遊んでもらっていました。晩御飯の時間になり、息子は定位置の義父の隣に座って食べ始めました。義父と息子が話をしながら食べていると、息子が不意に「コン! コン! 」と咳をしました。
するとニコニコしていた義父が急に眉間にしわを寄せて、咳払いをしながら、自分のお膳を息子と反対のほう方へスライドさせたのです。
義父の気持ちもわかるが複雑な気持ちに…
さっきまで穏やかだった食卓の空気が一変。息子は気づいていないためそれでも義父に話しかけますが、義父の反応は薄くなりました。私は変わらず話しかける息子の姿を見て、切なくなったのと同時に、義父に対して複雑な気持ちになりました。
たしかに息子の咳で、義父が食べているものに息子の唾が飛んでしまったかもしれません。不意に出てしまったというのもあり、息子が手を添えることなく、また私が注意するのも間に合わず、そのことは申し訳ないと思います。
ただ、一緒に住む家族ですし、無言で態度に示すというやり方は悲しく、またとても残念に感じました。気持ちはわかりますが、「大丈夫か? 」と声をかけたり、「咳したときは手をあてるんだよ」と注意してくれてもよかったのにと思ってしまいます。
咳エチケットをレクチャー
その日の晩御飯のあと、義父が避けていたため、息子と義父が遊ぶことはありませんでした。息子は「なんでだろう? 」と不思議そうにしていましたが、お風呂までの時間は私が相手になって一緒に遊ぶことに。
そしてお風呂に入ったときに、私は息子に「咳が出そうなときは、口をこうやって腕で隠すんだよ。こうすると手にも唾が付かないし、周りの人に唾が飛ばないからね。」とジェスチャー付きで咳エチケットを伝えました。
今回の件で、咳エチケットなども含め、まだ小さい息子にはその都度伝えていこうと思いました。また、いつもやさしい義父ですが、たまに人を傷つけるような言動をするときがあります。今回、息子は気がついてはいませんが、今後子どもたちが成長して、義父の言動を目の当たりにしたときに傷つかないか心配です。今のうちにしっかり教えられることは教えておきたいと、改めて思った出来事でした。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
著者:松村まや
2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。