あなたの更年期指数は?
更年期症状の重症度を見る方法はいくつかありますが、ここでは婦人科でもよく使われる更年期指数(SMI)を紹介します。以下10項目を見て、とてもそう思うときは“強”、そう思うときは“中”、たまに思うは“弱”、思わないときは“無”として記録をつけてみてください。
1. 顔、頭がほてることがある
強→10点 中→6点 弱→3点 無→0点
2. 汗をかきやすくなった
強→10点 中→6点 弱→3点 無→0点
3. 手足が冷えやすくなった
強→14点 中→9点 弱→5点 無→0点
4. 動悸、息切れをするようになった
強→12点 中→8点 弱→4点 無→0点
5. よく眠れなくなった(寝つきが悪い、または眠りが浅い)
強→14点 中→9点 弱→5点 無→0点
6. すぐにイライラするようになった
強→12点 中→8点 弱→4点 無→0点
7. 少しのことで落ち込みやすくなった
強→7点 中→5点 弱→3点 無→0点
8. 頭痛やめまいが増えた
強→7点 中→5点 弱→3点 無→0点
9. 疲れやすくなった
強→7点 中→4点 弱→2点 無→0点
10. 肩や首の凝りがひどくなった
強→7点 中→5点 弱→3点 無→0点
チェックできましたか? 強、中、弱、無で点数が違います。それぞれの項目の点数をカウントし、合計点数を出してみてください。合計点数は何点になりましたか? それでは自分の更年期指数を見てみましょう。
合計点数別アドバイスはこれ!
一般的な評価は以下のようになります。
・ 0~25 点 …… じょうずに更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
・ 26~50 点……食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。
・ 51~65 点…… 医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けたほうが良いでしょう。
・ 66~80 点……長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
・ 81~100 点…… 各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対応が必要でしょう。
ここで、産婦人科医の駒形依子先生から評価の見方を教えてもらいました。
「例えば25点と26点はほぼ同じですし、26点と50点は結構違いますよね。40代前半なのか、50代後半なのか、年齢によっても変わってきます。ですから、この評価の間を取った以下のアドバイスも参考にしてみてください。
・ 20点以上……これ以上症状が出ないように注意深く生活しましょう。
・ 40点以上……これ以上症状が出ないように注意をしていても、つらい症状がある場合は症状に合わせて専門医を受診しましょう。
・ 60点以上……それぞれの症状に合わせて専門医の診察や検査を定期的に受けて、過ごしやすいよう工夫を。長期的な治療も含めて相談しましょう。
・ 80点以上……受診をしていないなら、我慢し過ぎのようです。内科、整形外科、婦人科など今すぐ症状に合わせて受診しましょう。
更年期症状の受診の目安は、日常生活に支障が出るほどつらい症状がある場合になります。でも、女性は我慢強いので、実は症状が重いのに大したはことないと自分に言い聞かせていることも。この更年期指数で高めの数値が出た方は早めに検査や受診をしてほしいですね」
まとめ
いかがでしたか? ちなみに私は53点という結果でした。定期健診で高血圧の診断が出たので、近々受診する予定です……。毎日忙しく、なかなか受診に踏み込めない40代、50代ですが、時間をつくって自分をケアしたいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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取材・文/岩崎みどり
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。