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うまく発音できない…口唇口蓋裂の治療はどんなことをするの?言語療法編

この記事では、口唇口蓋裂の治療のなかでも言語療法にスポットを当て、実際の様子についてママの体験談を紹介しています。口やあごの形成が不安定のため、言葉がはっきりしないそう。耳鼻科で難聴の疑いがないかなどをチェックしたうえで、言葉の教室を紹介してもらったそうです。

口唇口蓋裂の言語療法のイメージ

 

私の娘は先天異常である口唇口蓋裂の影響で、言葉が鼻がかり、はっきりとしないという症状がありました。しかし、言葉の教室に通い、しっかりと練習をすることにより、発音もきれいになってきました。今回は、言語療法の体験談をお伝えいたします。

 

まずは耳鼻科の受診からスタート

口唇口蓋裂の症状のひとつに、鼻がかった声になり、言葉がはっきりとしないという点があります。娘の場合、とてもおしゃべりなのですが、やはりはっきりとしない語彙がありました。

 

小さいうちは、まだ様子がわからないため、病院内にあるスペースで言語療法士さんから簡単な発音のチェックや、経過観察をしてもらっていました。話がだいぶできるようになってから、主治医から耳鼻科を紹介され、受診することになりました。

 

近所の小学校内、言葉の教室へ

耳鼻科では、耳がしっかりと聴こえているかどうかの聴力検査と、中耳炎のひどい症状がないかなどのチェックをしてもらいました。

 

その後、言語療法士さんが耳鼻科に来てくださり、娘の発音の様子を見てもらうことに。検査の後、娘の状況からことばの教室通学をすすめられ、通うことに決定。新年度から通うことになりました。

 

2年ほど言葉の教室へ通ってみての感想

年中から通うことになり、2年ほどになります。週に1回、保育園に行く前の時間に言葉の教室へ行きますが、言葉の教室通いは学業と捉えられるため、休園扱いにならないそうです。

 

1時間ほどの間に、先生とマンツーマンで訓練をしますが、遊びながら行うため、娘も楽しく通っています。最初は娘も発音の違いがわからなかったようですが、だんだん自覚してきてどんどんと発音がよくなってきています。

 

 

自分が普通に発音していた音も、口や舌の微妙な動きで出しているということも勉強になりました。娘もきちんとした発音ができるようになると、とてもうれしいようで自信につながっています。


著者:石原みどり

知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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