長女のことで悩んでいた私
三女を妊娠したあたりから、長女の赤ちゃん返りのようなものは始まっていました。年少のときには幼稚園へ行く前に泣いたことはありませんでしたが、年中の2学期になると幼稚園に行く前に必ずぐずるようになったのです。「靴がはけない」「服を自分で着られない」「水筒の紐をつけられない」など理由は日々さまざまです。
妊娠中の赤ちゃん返りは、こういう時期だから仕方がないよねと思っていました。しかし、三女を産んでからは毎日家でも外でも気に入らないことがあったら叫んで大泣きをするようになり、私は悩むように。一番心配だったことが、寝言がひどくなり、寝ながらわめいて泣き、「ママきらい」と叫んでいたことです。
ママ友がかけてくれた言葉
悩みをかかえきれなくなり、長女のことを年少のときからよく知っているママ友に、長女の赤ちゃん返り、寝言がひどいこと、日々大泣きすることを相談しました。ママ友は、あの長女が?! と最初は驚いていましたが、そこで私が泣いてしまうほどうれしい言葉をかけてくれたのです。
「〇〇(長女)はいっぱい我慢しているんだね。友だちと遊ぶことで発散できるかもだから、〇〇(長女)だけでまた遊びにくる? いつも遊んでいるけど、きょうだいがいるとやっぱり〇〇(長女)はどこかで我慢しているんだよ。発散させてあげよう! でも私も〇〇(私の名前)と遊びたいからな~」と言ってくれました。
言われたときの私の気持ち
長女のことを理解してくれた言葉にほっとしました。そして真剣に長女のことを思って、長女だけで遊びにくることを提案してくれたことがとてもうれしかったです。
長女を思いやった言葉に加えて、ママ友は私とも遊びたいと、私がうれしくなる言葉までかけてくれたので、思わず泣いてしまいました。本当にこのママ友と友だちになれて幸せだと感じましたし、相談してよかったと思った瞬間でした。
私は、ママ友の支えもあって長女の悩みを少し軽くすることができました。相談されて答えるときというのは、その場で考えるので素の言葉が出ると思います。ママ友は素で素敵な言葉をかけてくれたのだと思っています。私は素晴らしいママ友をもてたことを感謝するとともに、自分も大切な人に素敵な言葉をかけることができるようになりたいなと思いました。
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著者:松谷 えりな
3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。