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「…さみしい」楽しみにしていた修学旅行でまさかの事態に。心配していたことが現実になって…?

中学の修学旅行で、私には不安なことがありました。それは、修学旅行とあるものが被りそうだったこと。私の不安は的中し、楽しいはずの修学旅行の思い出が予想外の展開に……!?

「…さみしい」修学旅行が悲しい思い出に。心配していたことが現実になって…?

 

「…さみしい」修学旅行が悲しい思い出に。心配していたことが現実になって…?

 

修学旅行と被った

中学の修学旅行を楽しみにしていた私。仲のいい友だちと一緒にグループ行動をしたり、お泊まりしたりすることを想像して、計画段階からとてもワクワクしていました。

しかし、楽しみな気持ちの反面、ひとつ懸念していたことがありました。それは、生理と修学旅行の日程が重なりそうだということ。そして、その不安は的中し、なんと修学旅行の前日に生理がきてしまったのです。

 

友だちとお風呂に入りたい!

私は荷物の最終確認をしながら、ナプキンをバッグに入れました。修学旅行中、ナプキンを持ち歩かなければならないのも憂うつでしたが、私が最も気がかりだったのは「入浴の時間」。

修学旅行時にはクラスごとに大浴場に入る時間が決まっていて、大浴場に入れない人は別でシャワーを浴びる時間がありました。

 

友だちと一緒にお風呂に入りたい気持ちがありましたが、生理中の私が大浴場に入って万一汚してしまったら他の人に迷惑がかかってしまいます。友だちにもシャワーに入ったほうがいいと言われたため、みんなとお風呂に入ることはあきらめて、私はシャワーの時間を待つことにしました。

 

今でもふと思い出して…

仲のいい友だちが大浴場でお風呂に入っている間、私は部屋にひとりでぽつんとみんなが帰ってくるのを待っていました。そして、大浴場からワイワイと楽しそうに戻ってくる友人の姿を見て「ああ、いいなぁ」とうらやましく思いました。

あのときの友だちのアドバイスや自分の判断は適切だったと思いますが、大人になり旅行先で大浴場に入るときに当時のさみしかった気持ちをふと思い出して悲しくなることもあります。

 

 

一生に一度の中学での修学旅行、友だちと一緒に大浴場に入ったら楽しかったかもしれません。しかし、無理にみんなと大浴場に行って嫌な思いをさせるより「周囲のことを考えて状況にあった選択をする大切さ」を学べたのだと、最近では思うようになりました。

 

著者/nanoka22
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子

 

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