1人目妊娠中に、2人目を急ごうと決めた
体外受精で1人目を妊娠してすぐのこと。子どもは2人欲しいというのが夫婦の考えだったので、次の不妊治療を何年後にするか、夫と話していました。
夫は、子どもが小さいうちは思いきり一緒に遊んであげたいけれど、気づけばアラフォー。自分も元気に動き回れるうちに2人目が欲しいようでした。
加えて、私には子宮筋腫がありました。2人目を考えるなら筋腫が大きくならないうちに、と医師から言われていたこともあり、1人目を産む前から年子計画を進めることになったのです。
急ぐと言っても、1学年差は避けたい!
息子は12月に生まれました。母体の回復に半年をかけ、育児にも慣れてきた翌年6月のこと。私はカレンダーとにらめっこしていました。もしもすぐ2人目を授かったら、出産は翌年3月。息子と2人目の子が1学年差で良いのかと考えていたのです。
成長して学生になったとき、息子が何かの事情で留年や浪人をするかもしれません。そのとき1学年下に妹や弟がいたら、2人はいわゆる“同級生”。その状況を息子が嫌がるかもしれない……。そう思い、翌年4月以降に出産できるように逆算して、不妊治療を再開しました。
子どもたちの気持ちを考えると不安も…
娘は翌年4月に生まれました。夫婦の希望で年子を出産したものの、年の近い兄妹を子どもたちが喜んでくれるのかはわかりません。私には、8歳上の兄と5歳上の姉がいます。2人にはいろいろな面で助けられました。
年の離れた兄と姉がどんなことも先に経験してくれたから、私はその後をついていくことができました。それが、年の近いわが子たちの場合はどんな関係になるのでしょう。どうか仲良く、時には競い合って、お互いを認め合える兄妹になってほしいと願っています。
不妊のため、1人目を授かるのが遅くなった私たち夫婦。その分2人目は早めにと思い、2学年差の年子を出産しました。年の近いきょうだいがいなかった私は、子どもたちのこれからが楽しみでもあり、不安も。でもそんな私に、年子の妹を持つ友人が心強い言葉をくれました。「妹とは昔はケンカばかりだったけど、今では唯一無二の存在だよ」。うちの子どもたちも、お互いに影響を受けながら大きくなってほしいなと思います。
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著者:おかもとえみ
2歳男児、0歳女児のママ。接客業や事務職、広告制作会社を経て現在は主婦ライター。ずぼらでマイペースな子ども好き。