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「緑内障の一歩手前!?」人間ドックの再検査で思わぬ診断結果が!【体験談】

出産、子育て時期を除いて、会社を退職後も毎年欠かさず人間ドックへ行っていた私。健康に注意してきたので、検査結果の「再検査のご案内」の文字が目に飛び込んできたときには、かなりショックを受けました。再検査項目は眼科とあり、一体何に引っかかったのか見当が付かず……。確認してみると眼底検査がD(受診推奨)。他は変わらずオールA判定にホッとしつつ、早速、近所の眼科に再検査へ。その結果は……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師田辺直樹先生

田辺眼科クリニック院長。日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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再検査で思わぬ診断結果が!

眼科では、眼圧や視野、眼底検査などを受け、OCT検査で撮影した目の奥の網膜の断層面などの画像を見ながら症状の説明を受けました。診断結果は視神経乳頭陥凹拡大(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)

 

視神経乳頭陥凹拡大とは、視神経乳頭の中心にある凹みから血管や視神経が通っているのですが、その凹みが拡大することだそうです。この視神経乳頭陥凹が大きくなると神経線維に障害が出て視野の一部が欠け始め、緑内障の症状につながっていくとのことでした。

 

今のところ自覚症状がまったくないことを医師に伝えると、医師はまだ自分でわかるほどの症状は出ていないだろうとおっしゃいました。

 

緑内障家系というものがあるそうで、家系で緑内障の人がいないか尋ねられ、祖母が緑内障だったことをふと思い出しました。緑内障の進行はとてもゆっくりで、数カ月でいきなり悪くなることはないが、いつ始まるかもわからない。なので、これからは定期的に検査に来てくださいということでした。

 

そもそも緑内障ってどんな病気?

考える女性

 

医師に緑内障について聞いてみると、緑内障は眼圧の上昇により目の構造上、最も弱い視神経が傷つき、その傷ついた視神経が減ることにより視野がだんだんと狭くなっていく病気だそうです。そして傷ついた視神経が戻ることはないとのことでした。

 

緑内障の初期は視野の欠けが小さく、見えるほうの目で修正されてしまい自覚しにくく、症状に気付いたときにはすでに進行している場合が多いのだとか。

 

緑内障の予防法はなく、発症後、生きている間に失明するかどうかは人それぞれで、治療はまず眼圧を下げる点眼薬から始まり、それでも眼圧がコントロールできないときはレーザー治療や手術をするそうです。眼圧を低くコントロールすることで進行を緩やかにすることができるので、日常生活に支障のない視野を維持していくことができるとおっしゃっていました。

 

 

定期的な検査で緑内障までの進行を管理

受診

 

40歳を過ぎると緑内障にかかる確率が上がると聞きました。1年に1回のペースで検査を受けることによって早期発見につながるそうです。私の場合は緑内障の一歩手前で発見することができたので、「今から定期的に検査を受けることにより、将来的にも適正な治療を受けることができるんだよ」と医師から説明を受けました。

 

また、毎年3月上旬の1週間を世界緑内障週間とし、無料で眼の検査やライトアップのイベントなどをおこなっているとのことでした。私が受診したクリニックもそれに合わせて1日だけ緑内障の無料検査をおこなっているそうです。

 

まとめ

クリニックで再検査をしてから1年後、眼科で検査を受けてきました。視力は少し下がっていましたが大きく進行はしておらず、次回はまた1年後となりました。その間に、身内が健診で眼科の再検査となり、同じように視神経乳頭陥凹拡大であることが判明しました。

 

今回のことで、無症状でも何かが体に起こっている可能性があるのだと痛感。年とともに衰える体との向き合い方を真剣に考える機会となりました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/山口がたこ

 

 

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著者:このは

気になることは納得するまで調べる、中身だけ1回り成長したい40歳。マイペースな子どもたちの子育て中。

 

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      親族に緑内障 いるけれど 結構 苦労してますよ

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