「家族とは見てもらえていない」妻からの嫌がらせの日々の中で気付いたことは #見えない地獄 32

勇気を無視し続ける妻と、父親を避ける娘たち。それでも勇気は、今まで通りに過ごすと決心します。しかし、家の中に居場所が見当たらず外の空気を吸いに外へ。すると近所の人に話しかけられます。そのとき娘の話題になり、勇気は自分の気持ちの変化に気付きます。

 

「あのくらいの年齢はかわいくてたまらないでしょ？」と聞かれ、「もちろんだ」と返答することに疑問を持ってしまったのです。確実に父親としての何かが変わっていました。そして、家の中での嫌がらせは続き……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の中で、家族から嫌がらせを受け続ける勇気。

 

風呂は決まって勇気が最後。もし先に入ってしまった場合は、浴槽の湯をすべて入れ替えられる。

 

洗濯物は勇気のものと、勇気以外のもので分けられます。勇気は、家族の洗濯が終わってから最後に自分で洗濯機を回し、自分で干します。もし、家族の洗濯物の中に勇気のものが紛れていたら、洗濯機の外へ投げられていました。

 

食事は妻が勇気以外の家族の食事を作ります。勇気は、余っていたらそれを食べ、なければインスタント類を自分で用意して食べました。

 

洗濯物を干しているときに雨が降っても、勇気の服だけはそのまま放置されていました。

家族が外食に行くときは、当然のように置いていかれます。

勇気の実家の行事（法事・墓参り等）は、勇気以外の家族は基本不参加でした。

 

もう完全に家族とは見てもらえていませんでした。勇気は、ただ同じ建物に住んでいるだけの存在になってしまいました。

 

 

大切な家族だからこそ、バラバラにならないよう今まで通りに過ごしたかった勇気。ですが、ここまで家族から避けられ続け、嫌がらせのような状況になってしまうと、家族を元に戻すことは難しいのではないでしょうか。子どもたちへの悪影響も心配です。

 

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