ある朝、ショウタくんを保育園へ送ってあげたことをきっかけに、ミサトさんからの頼まれごとが多くなった明里さん。保育園のあとショウタくんを預かることも増え、断り切れずに渋々受け入れていました。
そんなある日、家からいろんなものがなくなっていることに気づいた明里さん夫婦。自宅へ遊びに来ている子はショウタくんだけ……。後日、ミサトさんの家を訪問すると、そこにはなくなっていたフィギュアのパーツや春花が集めていた石、そして明里さんのピアスによく似たものまでもが!
ミサトさんは「ショウタが拾ってきた」とごまかしますが、どうやらショウタくんは、ミサトさんから「ものを持って帰ってきてもいい」と言われており、明里さんの家から盗んでいたことが発覚。
ショウタくんに盗んだものを返すように言っても「ヤダ!」と応じてくれません。警察に通報しようとすると、ミサトさんは途端に表情を一変させて、ショウタくんに盗んだものを全部持ってくるように言います。
「これですべてです」盗んだものを全部差し出したミサトさん
「わかった! 返せばいいんでしょ!」と苛立った様子で箱を持ってきたショウタくん。そこには、春花ちゃんの大事にしていた石やクレヨンも入っていました。
「これで全部?」と聞くと、ミサトさんは「ごめんなさい……」と言って、ネックレスを差し出しました。
盗まれていたことにさえ、気づかなかった……!
息子には全部出せというのに、自分は聞かれるまで差し出さないなんて……明里さんは苛立ちが隠せません。
「本当にごめんなさい!絶対にもうしません!」
そう言って土下座しながら、ようやく罪を認めて、謝罪したミサトさんなのでした。
「バレなければいい」……どうやらそのような感覚が、ミサトさんの中にはあるようですね。ミサトさんが改心するには、かなりの時間がかかるかもしれません。
しかし、子どもの手本となるべき親として、そしてショウタくんの友だちにこれ以上迷惑をかけることをないよう、早急に心を入れ替えて責任ある行動を見せてほしいものですね。
明里さんのマンガは、このほかにもリアコミで連載中!ぜひチェックしてみてくださいね♪
作画:沢村さち子