上の子で取り組んだことが失敗
夏にトイトレを開始すると、着替えが簡単でトイトレに取り組みやすい、という情報を得た私は、長女が2歳になった夏にトイトレに挑戦することに。まずはトイレに行くことが楽しいと娘が思えるように、かわいい動物イラスト入りの補助便座を置くことにしました。
補助便座もさまざまなタイプがありますが、私が選んだのは折りたたみができる簡易的な物です。それを選んだ理由は外出先でも使えると思ったからなのですが、この作戦は最初こそ順調に進みましたが、長女が見慣れてしまうとトイレから足が遠のいてしまいました。
失敗からの学び、そして再チャレンジ
長女のトイトレがうまくいかなかったのは、「トイトレを早く完了させたい!」と思うばかりで私が長女のことをよく見ていなかったからでした。子どもにはまだトイトレの準備が整っていなかったのです。
そこで、今度は本人の意思を尊重しながら、時折トイレに誘ってみるというスタイルに変更。このときには補助便座なしで座れるようになっていたため、補助便座は外していました。
すると、長女のトイトレはゆっくりではありますが順調に進むようになり、4歳になる少し前に完了しました。
下の子への声がけで発見したこと
わが家の場合、長女はトイトレに1年以上かかりましたが、次女の場合は2週間で終了。次女のトイトレがうまくいったのは、保育園のプール開きがきっかけでした。
3歳の夏にプール遊びがあり、園のルールで水着でプールに入ることができるのはトイトレを完了した子どものみでした。そこで次女に「水着を着たいなら、トイレでおしっこしようか?」と声がけをしたら、なんとプール開きまでにおむつがはずれたのです!
長女よりも遅く3歳からスタートしたので、体の発達のタイミングに合っていたのかもしれませんが、何より本人が自分の意思で「やりたい」と思うことが大事なんだと実感しました。
時間はかかりましたが、私が焦らずに娘の気持ちを大切にしたことで、すんなりとトイトレを終えることができてよかったです。今では、「トイレ!」と言いながら、お手洗いに駆け込む娘たちの姿を頼もしく感じています。トイトレが終わると、おむつを持参せず外出できるので、お出かけもラクになりました。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/CHIHIRO
著者:渡辺くるみ
2人の女の子を育てるシングルマザー。毎日楽しく、をモットーに、自分も周りも大切にするよう心がけています。