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2022年出生数は速報79万9728人!確定では約77万人まで落ち込む!?速報と確定の違いとは?

2023年2月28日、厚生労働省が2022年の出生数(速報値)を公表し、80万人を割ったことが明らかになりました。出生数をはじめとする人口動態統計は「人口動態調査」に基づくものですが、さまざまな形で公表されているのをご存知でしょうか?

 

人口動態統計とは

人口動態統計とは、出生・死亡・婚姻・離婚及び死産の5種類の「人口動態(人口の変動の状態)事象」を把握して、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としておこなわれています。

 

出生・死亡・婚姻及び離婚は「戸籍法」、死産は市区町村長に届け出られる各種届出書から「人口動態調査票」が 市区町村で作成されます。この調査票は、保健所長及び都道府県知事を経由して厚生労働大臣に提出され、厚生労働省でこれらの調査票を集計して人口動態統計を作成しています。

 

人口動態統計の公表の方法にはどのようなものがある?

人口動態統計は、さまざまな形で公表されています。

 

【人口動態統計速報】
市区町村に届出等がされた出生・死亡・婚姻・離婚・死産の全数を集計したもので、調査月の約2カ月後に公表されます。

 

【人口動態統計月報】
「速報」公表後、詳細に内容を審査し、「日本における日本人」を対象に集計したも
のが「月報(概数)」です。これを1~12月まで積算した結果が「月報年計(概数)」
です。月報(概数)は、調査月の約5カ月後に毎月、月報年計(概数)は調査年の翌年6月に毎年公表されます。

 

【年報(確定数)】
「月報年計(概数)」に都道府県等からの訂正報告等を反映したものです。別掲で「日
本における外国人」「外国における日本人」を集計しています。調査年の翌年9月に毎年公表されます。

 

※「日本における日本人」とは?
出生:生まれた場所が日本。両親または両親の一方が日本国籍の者(ただし、嫡出でない子の場合は、母が日本国籍の者)
死産:分娩の場所が日本。両親または両親の一方が日本国籍の者(ただし、嫡出でない子の場合は、母が日本国籍の者)
死亡:死亡の場所が日本。死亡した者が日本国籍の者
婚姻:夫の住所が日本。夫妻または夫妻の一方が日本国籍の者
離婚:別居する前の住所が日本。夫妻または夫妻の一方が日本国籍の者

 

 

「速報値」と「確定値」の誤差はどのくらい?

ここ5年間の出生数の「速報値」と「確定値」を比較すると、以下のようになります。

 

速報値(人)

確定値(人)

誤差(人)

2017

97万8,167

9万46,146

–3万2,021

2018

95万0,832

91万8,400

–3万2,432

2019

89万8,600

86万5,239

–3万3,361

2020

87万2,683

84万0,835

–3万1,848

 

実際比較すると、3万人余りの誤差があることがわかります。先日公表された2022年の出生数の速報値は79万9,728 人でしたが、今までの傾向から確定値は77万人前後と考えられそうです。

 

 

少子化対策が喫緊の課題となっている昨今、今後これらの言葉を耳にすることも増えそうです。これらの言葉を気にしてみてみると、より興味を持ってニュースを見ることができるかもしれません。いずれにしても少子化対策について私たちみんなが自分ごととして捉えることが大切ですね。

 

ベビーカレンダーでは、赤ちゃんを産むっていいな、子どもがいる毎日っていいな、と思えるような世の中になってほしい。そんな気持ちを込めて、今後も子育て世帯にまつわる問題を取り上げていきたいと思っています。
 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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      そこの表の2017年、数字がひとつ抜けてますね。9万人はやばいですよ…
    • 通報
      減り方が尋常じゃない、、
    • 通報
      どんどん子供の数が減っていきますね。みんなお金があればもう1人産みたい、でも厳しいから子供は諦めた。なんて声が周りにも増えてきました。どうなるんだろう、未来は。

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