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部屋の中には息子…閉じ込められた!
当時、1歳9カ月の息子は家の中でイタズラすることが日課になっていました。私は、2月の寒い日に部屋着のまま洗濯物を少し干そうと、少しの間ベランダに出ていました。
部屋に入ろうとすると、「ん? 鍵が開かないぞ!?」。そこには、ニヤリとほほえむ窓越しの息子の姿が。 口パクで「開けて。その鍵を上に上げるんだよ! ママ寒いから早めに中に入りたいな」。
息子は、「ママがなんか口パクパクしている〜おもしろい〜」とでも思ったのか、なんだかキャッキャッしていました。
「鍵開けてほしいよ〜」。時間が経つにつれ、私の熱量が上がります。こちらがパニックになると小さい息子にも伝わってしまうと思い、あくまでも冷静に落ち着いていこうと自分に言い聞かせました。
通りすがりの人に助けを求めると…
すると、息子もようやく気付き、鍵を開けようとしますが、うまく元に戻せません。小さい手で、どうやって開けるかわからない様子。私は部屋着で、真冬のベランダは激寒。体を動かしてみるものの、いつになったら部屋に入れるのかもわかりません……。
どのくらい時間が経ったかわからない中、マンションの前の道を親子が通り、こちらを見つめているようでした。異変に気づいてくださり、マンションのベランダから下の親子に向かって事情を話す私。その親子が110番してくれました。
レスキュー隊員に助けられて
しばらくすると、赤いレスキューとパトカーが到着。レスキュー隊員がマンションのベランダの壁を登ってきました。ベランダ越しの部屋の中にもレスキュー隊員が。中から鍵を開けてくれホッとしました。すぐに息子とギューッと抱きしめます。息子は泣くことはありませんでしたが、あまりの長い時間に不安な表情を見せていました。ともあれ、お互いに怪我もなく安堵……。
子どもは想定外のことをすることがあるため、面倒くさいけれどベランダに出るときもポケットにスマホを忍ばせるなど、万が一に備えることも必要だと思いました。ベランダの外には、目立たないところに緊急連絡先の番号(当時近くに住んでいた義実家の勤務先の番号)も貼るようにしましたが、この事件は最初で最後となりました。
監修/助産師 松田玲子
著者:ゆうまり
5歳息子の母。育休明け、時短勤務からフルタイム勤務で働くもこのままでいいのかモヤモヤする日々。約3年前、潰瘍性大腸炎という難病診断を受け、年1回入院することも。