こんにちは。ママライターの石原みどりです。娘は出生後に呼吸状態が急変し、低酸素脳症と診断されました。多少障害はあるものの、幼稚園に入れたのですが障害児向けの教室を紹介されて転入。今回は、障害を持つ娘の幼児期について、お伝えしたいと思います。
幼稚園に入園
娘は、車椅子生活になる可能性もあったのですが、その点はクリアできました。ただ、左手指が動きにくく、転びやすい、そしゃくが苦手で発語がないという障害がありました。
病院で定期受診を行い、市の健康相談にも行っていましたが、あまり考えずに幼稚園へ入園。先生の力を借りながら3カ月ほど過ごしましたが、1人に1人先生が付かないと難しい状況で、障害児向けの施設を紹介されました。
障害児向けの幼児教室を紹介される
当時、障害児向けの施設の存在を知らなかったため、不安な気持ちになりましたが、まずはその施設を見学。すると、園長先生がていねいに対応してくださり、悩みも親身になって聞いてくださったのでホッとしたことを覚えています。
雰囲気もよかったため、転入を決心。市役所へ申請に行き、通うための「通所許可証」を取得してから、通所が始まりました。基本的に母子同伴で過ごす教室で、最低1カ月は一緒に通ってほしいとのことでした。
毎日楽しく教室通い
その施設は朝10時から午後2時までで、毎日送り迎えをしました。自閉症の子が大半で、あとは車椅子の子などの障害を持つ子どもたちが通っていました。年少から年長まで1クラス制で、15人前後。毎日通う子もいれば、幼稚園と平行して通っている子もいました。
生徒2人にスタッフ1名が付き、その子に合わせた指導を、遊びを通してしてくださったので、娘も毎日楽しく通いながら訓練し、身のまわりのことなどができるようになりました。
大きな障害ではないからとあまり深く考えず、最初は幼稚園に入園させましたが、障害児向けの教室に転入した結果、いろいろな面で上達したのでとてもよかったと思っています。(TEXT:ママライター石原みどり)