帰宅すると、空になったお弁当の容器が目に入った加奈子。
机の上にはお弁当のレシートが置いてあったのですが、加奈子はそれを見ると思わずイラッとしてしまって……?
机の上の空のお弁当を見て、妻が思ったことは…
「……パパは?」
「お風呂入ってるー」
「そっかー……」
そう言って机を見ると、お弁当のレシートが……!
しかし個数を見ると、
2個しか購入されていませんでした。
(私のお弁当はなし……)
なんとも言えない気持ちでいた加奈子ですが、
その直後「お母さん」と息子に呼ばれ、ハッとします。
「はいこれ!お母さんの分、残しておいたよ!!」
そう言って自分のお弁当を手渡してきたのでした。
◇ ◇ ◇
「お母さんのお弁当がないから……」と加奈子のことを思いやり、自分のお弁当を加奈子のために残しておいてくれるなんて、とってもやさしいですね。加奈子も息子のやさしさが心に染みたのではないしょうか。