拓也が寝室に戻ってくると、美咲は「起きたらみんなで公園に行かない?」と誘うのですが、拓也は「行かない」と即答。「なんで?!」と美咲が問いただすと、その声で赤ちゃんが起きてしまいました。
「花ちゃんを抱っこしてあげ……」疲労困憊の美咲はそう言いながら拓也のほうを見るのですが、拓也は背を向けたまま耳をふさいでいたのでした。
いつの間にか夜から朝になっていて、赤ちゃんの泣き声で目が覚めた美咲。スマホを見ると、拓也からメッセージが届いていて……?
「ちょっと出かけてくる」夫からメッセージが入っていて…
「今日はここ行ってみない?」
「美咲と出かけることだけが
俺のストレス発散方法だなぁ」
以前、うれしい言葉を言ってくれた拓也の姿を
思い返していた美咲。
すると、思わず涙が……。
「ごめんね!泣いてたらだめだよね!」
そう言って涙を拭くと、
赤ちゃんと2人でお出かけをすることに……。
しかし、いざ外に出ると、すれ違う家族連れに
どうしても目がいってしまうのでした。
◇ ◇ ◇
美咲は思わず泣いてしまった直後、「2人でも楽しくお出かけできるもんね!」と、すぐに気持ちを切り替えようと頑張っていましたが……。このタイミングで親子連れを見かけてしまうと、やはりつらいものがありますよね。