なんとか清掃作業をこなし、加奈子が安堵の思いで帰宅をすると、そこにはソファで寝ていた夫の姿が……! そして、帰宅に気付いた夫は「わざわざ律儀に参加してご苦労様」という言葉を投げかけてきたのです。
そんな夫に思わずイラ立ちを覚えた加奈子は、「ほかのご家庭は旦那さんばっかり参加してたよ」とひと言。すると夫は、「もともとお前の仕事だから関係ない」「家に居場所がないから参加してるだけだろ」など、自分の都合の良いように解釈した発言を主張してきたのでした。
夫の見下げた発言にイラッとして…
「なんでそんな捉え方しかできないの?」
「よく知りもしない人様を見下げて
気持ちがいい!?」
とうとう堪忍袋の緒が切れた加奈子。
すると、夫も逆上してきたのです。
「はぁ!?お前がいきなり嫌味言って
突っかかってきたからだろ!!」
「お前のそういう感情に任せて泣いたり
ヒスッたりするところうざいんだよ!!」
「ただいま……」
言い合いの際中、タイミング悪く
帰宅してしまった息子。
息子の姿を見た途端、ニコッと笑った2人。
言い合いは瞬時にピタリと収まったのでした。
◇ ◇ ◇
息子が帰宅したことで、言い争いをやめた2人。息子には夫婦で言い争っているところを見せたくないという方針なのでしょうか。夫も体調が悪い妻を清掃作業に参加させておいて、罪悪感が全くないようですが……。さまざまな発言からも、自分のことは都合のいいように正当化している印象を受けてしまいました。