家族のピンチに、妻は…
後日宣言通り、会社を設立した夫。しかし「また電気が止まった際に自分も助けられるのではないか」と思った、ねこじまさんは友だちが店長を務める美容院のエステ部門で働くことにします。
もともと平日勤務だけのつもりだったねこじまさん。しかし、店長から「土日のどちらか働けないか」と言われ、夫から渋々了承をもらい、土日のどちらかも勤務することになりました。
そんなある日、落ち込んだ様子の夫が帰宅。
夫は椅子に座るや否や、手を顔に覆い「もうダメだ」と言いました。
ねこじまさんが理由を聞くと……。
夫からは「義父の会社の赤字は取り返しがつかない状態だったこと」「義父は身内にお金を貸していて、まだ返ってきていないこと」を告げられました。
また、従業員には会社をやめてもらい、義母や義祖母は給料なしで働いているとのこと。
さらにねこじまさんは「住んでいる家が会社の担保に入っているため、出ていかなくてはいけないかもしれないこと」を夫から告げられました。
家を出ていかなければならない可能性があることを告げられた、ねこじまさん。
また夫は、不動産会社の社長さんから誘いを受けおり「その人のもとで就職しようかな」と考えていました。
そして「どう思う?」とねこじまさんに意見を求める夫。「夫が意見を聞いてくるなんて」と驚きつつも、ねこじまさんは夫の背中を押すように「応援する!」と前向きな返事をしました。
そして、夫は初めてサラリーマンをすることを決意!
しかし、当面の生活費の目処が立たないため、夫はねこじまさんに「子どもの保険を解約すること」「家にある物を売ること」「カードも使わないでおくこと」をお願いしました。
ねこじまさん家については今後の見通しがたったものの、その後夫と義母はお金のことで揉め、2人の間には大きな溝が。
しかし、ねこじまさんは気を強く持ち「夫婦なんてきっといいときも、悪いときもある」「またいいときがやってくるはず」と夫の味方でいることを誓って、夫婦でピンチを一緒に乗り越えていこうとしていました……。
◇ ◇ ◇
いつもひとりで決めていた夫が、ねこじまさんに相談しましたね。
ねこじまさんも頼ってもらえて、うれしかったのではないしょうか。
厳しい状況と知りながらも、夫の味方でありたいと思い、応援するねこじまさん。
人生は山あり谷あり。ねこじまさん家族に平穏な日々がくることを願うばかりですね。