「開き直らないで!」子どもだったら何をしても許される!?
夫婦2人で念願のマイホームへ住み始めてすぐに、向かいの家の子どもたちが家の前で野球やサッカーをしていることが気になり始めます。近くに公園もあるのですが、なぜか道路で遊ぶ子どもたち。家の前の道は狭く、交通事故など何か起こってからでは遅いので、私たちは向かいの家の保護者に直接「ボール遊びは控えてほしい」と伝えることに。出てきたのは子どもの父親で「子どものすることだから」と、話を聞き終わるなり突っぱねられました。続けて「子どもは言うことを聞かないものだ。お宅には子どもがいないから、親の気持ちがわからないのだろう」と。私たちの気持ちが伝わらなかっただけでなく、親でないからわからないと指摘されたのです。
私たちは「仮に子どもがいても、私たちの意見に変わりはないです」と反論しましたが、話は平行線のまま終わりました。このとき私たちは不妊治療真っ只中。悪気はなかったかもしれませんが、思いもよらぬ発言に怒りや悲しみの感情が沸き上がりました。
その日以来、向かいの家族全員からあいさつをしても無視されるように。当時、私と夫は町内会へ相談することも考えましたが、今後、長い付き合いをするうえで大ごとにしないほうがいいだろうと相談をやめてしまいました。子どもの道路遊びは改善されることなく、中学生になるとようやく落ち着きました。今思えば、町内会などの第三者に介入してもらえばよかったと反省……。現在、私も1児の母となり、自分の子どもには命に関わる危険行為や、他人に迷惑をかける行為はしてはいけないとしっかり伝えるつもりです。そして、今後もし同じようなご近所トラブルが発生した場合は、勇気を出して第三者に相談しようと心に決めているのでした。
著者:小山 うみ/30代女性・主婦。活発でお外遊びが大好きな1歳の娘の母。インドア派で家にいることが趣味。公園に行くべきか、葛藤する毎日。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています