公園に到着すると、以前拓也が「子どもが生まれたらこの公園でいっぱい遊ぼうね」と言っていたことを思い出した美咲。
切ない気持ちに押しつぶされそうになりながら、空を見上げるのですが……?
夫の笑顔を思い出すと、寂しくなってしまって…
(拓也、このまま来ないのかなー……)
しんみりした表情で考えていると、
小さな女の子が美咲のほうを見つめていました。
挨拶する美咲の言葉をさえぎって
「おなまえはー?」と、質問してきた女の子。
「えっと……この子の……?花ちゃん」
「かあいいね!」
そう言うと、ニコッと笑顔になった女の子。
その直後、女の子が手を振りながら、
パパと帰る様子を美咲はじっと見つめていたのでした。
◇ ◇ ◇
拓也のことが気になり、頭から離れない美咲。気持ちが上の空といった感じで、終始表情に元気がないのが気になります……。夫婦関係のことは2人にしか分かりませんが、早く拓也と以前のような仲の良い関係に戻れるといいですね。