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子どもとのお出かけでのうっかりで起こりがちなヒヤリ事件!保育士も実践している対策とは?

保育士の中田馨さんが、子どもとのお外遊びやお出かけをする際に気をつけてほしいことについて教えてくれました。過ごしやすい季節になり外にお出かけする機会も増えてきましたよね。子どもとのお出かけでヒヤッとした経験をされたことのあるママやパパもいることでしょう。安全面についても気にかけながら、子どもと楽しい時間を過ごせるとよいですよね。保育園でも実際に行っている対策や声がけなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。


ママチャリイメージ

こんにちは。保育士の中田馨です。低年齢児のお子さんを連れての外出は『ヒヤリ』とすることが時々あると思います。

今回は、保育所で私たちが気にかけていることを含めた、外出先でのヒヤリハットとその対策をお話しします。

 

お出かけ前のヒヤリハット

例えば、公園に行く時も「砂場セットと水筒、タオル、帽子…」と色々と準備をしていて、ママはバタバタすることもあるのではないでしょうか。ママが準備している間、玄関で待つ子どもは一刻も早く外に出たい気持ちでウキウキしていることでしょう。そんな時に気をつけたいのが、玄関の開け閉めです。子どもは良かれと思ってママが見ていない時に玄関を開けることがあります。ドアを開けてその場で待っていてくれていたらよいのですが、もし、そのまま外に飛び出てしまったら?ヒヤリとしますね。

保育所でも子どもたちも、外に出たい気持ちが前に出て、玄関のドアを自分で開けようとします。ですので、私の保育所ではルールを決めています。「ドアを開けるのは先生とママ、パパだけ」。つまり大人だけと伝えるのです。子どもがドアを開けようとすると、繰り返しその約束を伝えます。もちろん、鍵は常に閉めておく、チェーンの鍵があれば活用するなど、子どもが開けられないようにするのも大切ですが、家でも私の保育園のようなルールを決めておいてもよいかもしれません。

 

ママチャリでのヒヤリハット

子どもを乗せて自転車を走らせている時にヒヤリとした経験はありますか?私はありますよ。子どもを自転車に乗せていて起きた事故もニュースなどでもよく見かけます。

例えば、「道路のちょっとした段差を登る時にバランスを崩しかけた!」、「平面でない場所で自転車に乗る時に、バランスを崩しかけた!」、「前に乗っている子どもの頭で前方が見えにくくてヒヤリとした!」、「買い物しすぎて荷物と子どもを乗せたらフラフラ運転になった!」などなど、数えきれないくらいあります。

私自身も一度、ちょっとした坂道を登る時にバランスを崩して転んだこともあります。その際にしてて良かったのが「ヘルメット」です。息子は自転車ごと転んだのですが、ヘルメットがあったおかげで怪我もありませんでした。

道路交通法でも、自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければならないとされています。保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めるようにしましょう。

自転車で走る時は、ヘルメットを被り、無理な運転をしないがお約束ですね。

 

参考サイト:自転車用ヘルメットの着用|警視庁HP

 

子どもの自転車でのヒヤリハット

少しお兄ちゃんお姉ちゃんになると、自転車に乗ることもあるでしょう。お子さんがルールを守って公道を走れるくらい上手になるまでは、遠出はせずに、パパやママは徒歩で見守ることができる範囲での走行が安心です。自転車を上手に乗れるようになっても、走る道のりは安全な場所を選ぶようにしましょう。

これは私の失敗談。小学1年生になった息子は自分の自転車、私は娘を乗せて自転車を乗っていました。少し長めの坂を降っていたのですが、前を走る息子はブレーキをうまくかけられずそのまま一直線に…!「ブレーキかけて!」と言った私の言葉は何の役にもたちませんでした。幸い、電柱と壁の間に車輪が挟まって強制的に停まり息子に怪我はありませんでしたが、あの時、人や車にぶつかっていたらどうなっていたか!といまだにゾッとする出来事です。

お子さんと自転車で走行するときは、見通しのよい人通り、車通りの少ない道を選ぶ、でこぼこ道や坂道など乗り慣れない道は、自転車から降りて歩くなど、お子さんの発達に合わせた進み方ができればよいのかなと思います。また、ヘルメットやプロテクターなどを装着し、大人が見守っている状況で楽しむようにしましょう。

 

歩いて移動中のヒヤリハット

歩いて移動している時もヒヤリハットはあります。子どもは、咄嗟に車道に飛び出したりすることがあるので、道路を歩いている時は、歩道であってもお子さんと手を繋いで歩くことを基本にします。保育園では、「外で歩く時は、先生と手を繋ぎます」というルールがあります。手を離そうとするお子さんにはルールをその度に伝えています。大人が諦めずにルールを伝えて続けていると、それが日常になりますよ。

また、お子さんが車や自転車が通らない方向になるよう手を繋ぐとより安心です。きっと、手を繋ぎたがらない時期もあると思います。そんな時は、自転車やベビーカーで移動するなど工夫してもよいでしょう。

 

 

 

「ヒヤリ」とした時に、じゃあ次、同じようなことにならないためにも、何をしたらよいか?どんなルールを決めれば安全か?を考えることで、いつもの外遊びがより安全で楽しいものになりますよ。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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