一度や二度じゃない…ケイくんママの胸騒ぎ
ケイくんだけのはずが、同じ学年のタマオくんも一緒に自宅へ遊びにきました。タマオくんと会うのは今回が初めて……。
おやつを出す際のアレルギーの有無などを確認するため、私はタマオくんと同じマンションに住むケイくんママに連絡してみることにしました。
ジュンくんのママがケイくんママに電話で「タマオくんが自宅に遊びに来たこと」を伝えると、ケイくんママは驚いた様子。どうやらタマオくんのことで気になることがあるようです。
後日、ジュンくんママに「タマオくんが帰ったあと、よく物がなくなるから」と注意を促すケイくんママ。
とはいえ、犯行現場は一度も目にしたことはないらしく「いっその事、目の前で盗ってくれたら出入り禁止にできるのに……」とケイくんママは言葉を漏らしました。
ジュンくんママはケイくんママの気持ちを理解しつつも、「息子に被害はないし、話を鵜呑みにするのはよそう」と考えました。
たしかに、むやみに息子の友人となる子を疑いたくないと思ってしまいますよね。しかし、ケイくんママの話も嘘とは言えません。そのため被害がでないうちは、ジュンくんママのように、頭の片隅にしまっておくのも今の時点ではいいかもしれませんね。
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「まさか…!」息子が連れてきた友人は、目を離した隙に… #私があの子を出禁にした理由 1
数えたらきりがないくらいなくなった。しばらくしてその子を家に招かなくなってものがなくなることは無くなった。その子の家は貧しくもなく、お母さんはお菓子を作るのが上手な人だった。人は見かけによらない。
何かおかしいと思ったら自分から距離を置くことも必要だって小学校3年の私は学びました。